西野亮廣氏「革命のファンファーレ」書評 〜 「信用」の蓄積と確実な「努力」と。

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

数ヶ月前、西野亮廣さんの講演を聞いた際、よく考えると、本を手に取ったことがないことに気づき、GWに読んでみることにする。

内容としては、「うんうん」と、当たり前のことを書いておられるようでいて、えんとつ町のプペル(絵本)の「無料公開」など、その一歩の勇気のレベルがすごすぎて言葉にならない部分も。

各章の見出しはInstagramなどで、発信・拡散されることを想定してデザインされているようなので、見出しを拝借しつつ、いくつかの学びのポイントを。

信用持ち

ここ数ヶ月、1年ほどだろうか?
大企業の不正の隠蔽だったり、著名人がSNS本当の姿があらわになったり?、いくつもいくつも発生している。

はじめの方は、そういうことが表面化しても、「そうなんだ」くらいにしかとらえていなかったけれど、
大小あれど、これほどにたくさんのものが表に出るようになると、因果応報というか、自分がしてきたことが隠せない時代になっているのだと感じる。

西野さんは、「嘘をつかないということを徹底した」と書かれている。

そのために、炎上がテレビで取り上げられたり、いろんなことが彼の周囲に起こったことはみなさんもご存知のとおり。

それは、テレビの中で、制作者から”求められるコメント”を発しないことをときとして意味するが、
それを「徹底」できることはすごい。

個人に置き換える

わたし、一個人としても、自分の意見としていうことは自分の責任で行えるが、
会社の立場で公の場で発言をする際は、「嘘、偽りはないだろうか?」ということ、
そして、「会社に不利益を被らせていないか(得られる想定利益に対して)」ということを常に天秤にかけて、発言の内容、トーンに迷うことがある。

取引先や業界団体、官公庁などの期待する耳障りのいいコメントを返すことは、その場を取り繕うという意味において、簡単だけれど、それは双方の将来において不誠実だと感じているから。

「信用」、

みなさんは、ご自身の「信用の蓄積」を意識して過ごしていますか?

努力

努力というと、日本社会、日本人同士の会話において、とても使いやすい言葉。

「頑張ります」というのと同じように、「努力します」と多くのひとは日常で使用しているのではないだろうか?
逆に「わたしは努力していません」と言えるひとの方が少ないと思う。

けれど、

自分に置き換えてみたときに、、、
わたしは、自分が担うプロジェクトにおいて、「頑張ろう」というマインドで取り組んだことはないようにおもう
(意図しない、新しい実力以上のポジションをアサインされたときは「がんばります」ということは使っていた気がするけど。)

常に、「どうしたら、この難局を超えられるだろう?」、「どうしたら意見が対立する他部門、上位者を説得できるだろうか?」という風に取り組んでいる。
(今は、マネジメントなので、自分自身では動けない部分も多いけれど・・・)

改めての努力の意味を考える。

西野さんの定義する「努力」と「あなたの努力」の定義は一緒ですか?

努力でない

前段のように、「努力量」が足りているだろうか?ということと、この章の末尾にも触れられているコメント。

常識を疑い、実践し、修正点をあぶり出し、伸ばすべきポイントを徹底的に伸ばす。

その繰り返しだ。

その先にしか、未来はない。

使い古されたPDCAと同じだけれど、
行動を起こして、修正して、また実践していく。

それしかないのだと西野亮廣さんも。

正しい努力量と、ただしい努力を行えていますか?

絵本の無料公開

えんとつ町のプペルの無料公開、吉本も、幻冬社の社長にも相談せずに、担当者だけで見切り発車されたのだと。

ただただ、
すごすぎる。。。
自分の所属する大きな企業では、細かなことまで役員の判断を煽ぐ事もしばしば。

西野さんがすごいのは、偉い人に相談しなかったという勇気だけでなく、
その仲間のひとが組織内で責任をとらされたときに、これからの人生を養う覚悟をもって行動されたということ。

いかがですか?
「革命のファンファーレ」から、自分の器がこじんまりとしていることを気づかせてもらった。

「はじめに」全文 無料公開

「革命のファンファーレ」の『はじめに』の文章だけでも、参考になることが多々あると思うので、リンクのURLを。

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いかがでしたか?
今の自分に、何かモヤモヤするものがあれば、背中を押してくれるような、そんなオススメの一冊です。

EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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