こんにちは。EmiLia( エミリア)です。
下書きフォルダに入ったままのブログの記事。
これほどまで、書きたい気持ちはあるけれど、筆が進まなかったのは、これまでなかったかも知れない。
このモヤモヤはなんなんだろう?、数週間ぼんやりとした感覚だけれど抱え込んだ感情。
先日記事にした執行役員の本部長との話し合いを振り返る。
迎えた当日。
30分を予定していたけれど、予定を超過して1時間弱の話し合いにの時間となる。
まず、報告を終えて役員室の会議室でお待ちする。
すると、「飲む?」とコーヒーをカップで持ってきてくださり、温かい煙とコーヒーのほのかな香りが会議室に漂う。
週に何度も報告で訪れるフロアだけれど、
役員室で初めてのコーヒーかも知れない。
話の口火
「もったいない・・・」
それが、話の口火を切られた、ほぼ第一声の言葉だったと思う。
「女性(管理職)の中でも幹部候補は、ほとんどいないのに、、、」と、ご自身の指を実際に一本、一本折る仕草をしたあと、私に、目線を合わせてくださる。
心から、そう思われているのだろう、おそらく。
1秒、1秒
ぽつり、ぽつりとわたしが語った言葉など、そのキーワードを拾い、、、ご経験などを話してくださる。
例えば、「管理職の孤独」だったり、長年の「企画部門の張り詰めた緊張の生活」だったり、私が紡いだ言葉から、
同じ観点のご自身の経験を振り返り語ってくださった。
「こういうこと、ヒトに言ったことはないんだけどね」と、
ご自身の話すペースで、ご自身の言葉で語ってくださる。
順風満帆なように見えて、ひとそれぞれのキャリアはストーリーがあるものなのだと、驚き、ひとりの人間としての月日を感じる時間。
感謝
ただただ、お忙しい中、お時間をとってくださること、
ゆったりとした間合いで、ひと言、ひと言大切にお話ししてくださること。
感謝の気持ちしかなかった。
一方の・・・
そのはずなのに、
なぜか、一方では、、、
自分の中の感情で、整理できないものがあった。
モヤモヤとした、胸につかえるもの。
自由
「わたしは元々会社員に向いてないんです」と、ポツリ溢れるようにもらした。
それに対し、「まるで意味がわからない」という表情を返される。
それは「会社員に向いている人はいない」と言われた元上司に語ったときとある種同じ反応だった。
私が、伝えたかったこと、
「わたしは、ただ『鳥かご』から放たれたいだけ」
ここは守られた安全地帯かも知れないけれど、
自分の意思で、空に向かって飛び立ちたいだけ。
それだけのことを伝えたいけれど、
意図に反して、伝わらない思い。
それだけのこと
ただ、その根本的な“差”だけでも「会話」で、伝えたかった。
わたしの説明しきれなかったことと、
本部長なりの不器用さと誠実さを感じた時間は、
50分ほどで終わりを告げる。
最後は、流れに任せるような終わり方だったと思う。
「ありがとうございました」と、
深々とお辞儀をして、会議室を後にする。
複雑な感情
男性には、たしかに、今抱えているこの感情は分かりづらいのかもしれない。
過去のキャリアで、男性に対抗してきた訳ではないけれど、
「女性を言い訳にしてこなかった」これまでの私の働き方。
周囲はきっと「仕事好き」とレッテルを貼っているのだろうと思う。
だから、なおさら周囲を分かりにくくしていることも、理解はできる。
副次的な効果
これを機に、女性の管理職比率以外にも、なんらかの議論が社内でおきれば、
将来の女子たちが「自分らしく働けるベースが整うかな?」と思ったり。
自分のこと以外にも、そんなことを考えたりもした。
そんなことも、こんなことも、いろいろ考えて、記事がアップできなかった日々。
その日から、10日間が経過して、モヤモヤのひとつに気づけた。
「理解されないだろう?」と思っていたにもかかわらず、心のどこかで「共感されたい」という思いがくすぶっていたこと。
それに気づけた。。。
それぞれの価値観でひとは、目の前のひとを判断してしまう、、、
そんなこと分かっていた筈なのに。
まだ、消化不良で、感情の棚卸しはできていないけれど、まずは今の心境を記事にしてみる。
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EmiLia