「ハーフの子を産みたい方に。」銀座いせよし の炎上について考える 〜 #Metoo以降の意識の変化

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

朝の出来事、知り合いから「どう思う?」ととあるキャッチコピーの炎上騒動について問いかけられる?

みなさんは、このコピーの炎上についてどう思いましたか?

何が起こっているの?

前日からの炎上劇を知らなかったので、リンクがシェアされた記事の確認から。

銀座いせよしのポスターの広告の5パターンのキャッチコピー。

・ハーフの子を産みたい方に。

・ナンパしてくる人は減る。ナンパしてくる人の年収は上がる。

・着るという親孝行もある。
・着物を着ると、扉がすべて自動ドアになる。
・スマホでしか撮らなかったことを、久しぶりに後悔した。

違和感

たしかに、「ハーフの子を産みたい方に。」ということと呉服屋さんは直結しない・・・。

着物を着ていたら、外国の方に声をかけられて、そして・・・ということだろうけれど。
そんなことのために着物を着たいと思う女性もいないだろうし。

不快というか、「???」ということがよぎるほどのレベル。

「どうせ、男性目線の・・・」
(注:すべての男性に対してでないですよ。ゴリゴリの思考の方のことですので、お許しください。)

と思っていたら、女性のコピーライターだという。

さらに、

「東京コピーライターズクラブ(TCC)」の新人賞を獲得したコピーだとか。

そのようなことが重なって、炎上につながったのだろうということはやっとキャッチアップできた。
今朝の時点ではハーフの子がtwitterの「トレンド1位」に。

しかも、この広告は、2016年6月20日というから3年前のもの。

いろいろツッコミどころがあるのは、あるのだろうな、と。

吊るし上げ

たしかに、同じ女性なのに、この「ハーフの子」とか「ナンパしてくる人の年収は上がる」とかのコピーは残念ではあるけれど、、、
名前から学歴から、個人の写真だったり、年収だったり、そこまで個人の女性を吊るし上げなければいけないのか?

孤独

ということは、思う。

過去の清算

#Metoo以降、ハラスメントという女性の感じる“これまでスルーされてきた”違和感やモヤモヤが表面化し、言語化されるようになった。

その変化の土台があって、
今回のキャッチコピーが「おかしいのではないか?」ということをSNSでも言えるようになったこと、そして発信者たちに対して共感層を得たのだと思う。

かたや、

コピーライターの志水雅子さんは「今」どう感じているのだろうか?
(※ TCCのサイトにも新人賞受賞作として公表されているので、実名を記載させていただきました。)

振り返ってみて、「当時のコピー」が適切でなかったと思っているのだろうか??

今だけでなく、「当時の彼女」もそれがベストなコピーだと提案していたのだろうか?
TCC受賞のためなど、審査員受けを狙ったり、何らかの忖度がなかったのだろうか?
広告業界のTCC受賞の箔は、我々からすると想像できない権威があるようだし・・・。

そんなことも勝手に想像してしまうような(普通だと考えにくい)コピーだったので、単に「たたく」というより何か構造的な問題が孕んでいるように、これも個人として勝手に感じた。

リスクをとる生き方

日本人として、着物文化を愛するものとして、感じること。

率直な印象としては、コピーは最適ではなかったように、一般論としてはいえるかと思う。

とはいえ、余程悪意をもっていたり、犯罪性があるようなことは例外だとしても、
炎上で吊るし上げること、それはいいことなのだろうか?

見る人に不快な広告を企業は控えるべきかと思う反面、
なぜ、そのようなコピーでPRしたかったのかという裏側の意図、思い、考えを聞いてみたくなる。

私自身、メーカーに勤務しており、新商品の企画を担当していると、
大手広告代理店とCMや広告展開、キャッチコピーを一緒に企画しているけれど、
商品のコンセプトをいかに伝えるか、競合他社との差別化、顧客の印象に残らないといけない、いろんな視点で議論をしていく。

作り手の最大限の敬意は払うことは必要だけれど、
生み出さないと分からない部分もあるのは事実で、「失敗も許容していく」ことだと思う。

学び

そして、#Metooを経てだったり、財務次官の問題だったり、日本社会も一段一段ステップを上っている途中だから、
このコピー「ハーフの子を産みたい方に」というものが、
我々女性からして、不快である部分があるということ、それを冷静に伝えていくことは重要だと。

今回は、女性が作り手のコピーだったけれど、気づかない男性がいたとしたら、意識を促すことに繋げられる。

銀座いせよしのお知らせ

対応が迅速ではなかったかも知れないけれど、「銀座いせよし」から、6/20に遅ればせての発信が。

お知らせ

2016年に掲出した弊社のポスターについて、様々なご意見を頂いております。
これまで着物にあまり関心を持たなかった方にも目を向けて頂きたいという意図で制作したものでしたが、今回頂いたご意見を真摯に受け止め、今後の広報活動の参考にさせていただきます。
なお、本ページの一部についても掲載を中止いたしましたことをお知らせいたします。

銀座いせよし

みなさんは、今回の一連の経緯をどう見ますか?

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今回のことも、これから同様に起こることも、(個人的な)感情を排除して、ひとりひとりが生きやすい未来につながるアクションにしていきたいと考える一日に。。

EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

EmiLia

バリキャリ・アラフォー女子。

一部上場企業に勤め、2度の駐在経験の後、いまはメーカーでいわゆる花形と言われる商品企画を担当しています。

昨日より、今日、今日より明日、そんな毎日を過ごしたいと思っています。

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