こんにちは。EmiLia( エミリア)です。
産婦人科医でスポーツドクターでもある高尾美穂氏の「働く女性に知ってほしい 女性ホルモンの働きとからだの仕組み」という講演。
撮影NGだったので、これからは文章で。
女性のからだ
女性とは、、、
女性ホルモンの存在、骨格の違い、子宮・卵巣の存在があり、
また、男性とは思考回路の違ったり、社会的背景も。
オス
そもそもオスは、戦って、獲物を取って帰ってくるもの。
そのために、獲物を見渡せるように背が高くて、筋肉がついている。
声が低いのは、敵への威嚇だったり、叫ぶため。
メス
一方のメスは、(人生の中で)一番弱いのは、子供を産んだ直後。
女性は、脂肪がついている。それは、オスが獲物を持って帰ってこなくても生きながらえるためのもの。
女性ホルモン
子宮の大きさは、高さ 7cm 幅 5cm 厚み 3cm。
幼稚園のころは親指の大きさくらいしかない。
卵巣から女性ホルモンが分泌されて、子宮が次第に成熟していく。
女性ホルモンが女性にとって、非常に大切な存在。
エストロゲン
エストロゲン(卵胞ホルモン)が女性らしさの源。
お肌の調子や、髪が艶やかだとかも。
ひとは、エストロゲンがなくなってきてから、
エストロゲンに守られていたことを知る。
妊娠中の変化点。妊娠している際は、エストロゲンを胎盤から作る。
エストロゲンがないと、妊娠の継続ができない。
出産後、エストロゲンを作っていた胎盤がなくなる。
そのため、産後のお母さんは、髪が細くなり、お肌も乾燥する。
女性が10kgなどのダイエットしたら(生理がこないと)同じようになる。
エストロゲンの主な働き
⑴コレストロールの値を抑える。
コレストロールがエストロゲンの材料。
脂肪→コレストロール→エストロゲン
コレストロールがたまると、血管の内側にプラークがついていく。
⑵血管を強く保つ
血管の太さを調整するはたらき。
⑶骨を調節する
毎日7%作られている。
月のサイクル
生理の周期は、エストロゲンがピークに達したあとに排卵がおこる。
そのあとは、プロゲステロン(黄体ホルモン)が優位に。
プロゲステロンは、妊娠を継続させるためのホルモン。
皮膚に水をためこむからむくむ。
大腸の壁もむくみ、蠕動運動が弱くなり、便秘になる。
体温が上がる。
卵をあたためるために。0.3-0.6度体温が上がる。
体温 眼を覚ます2時間が一番冷えているので、朝、基礎体温を測るのがいい。
卵胞性
卵子の数は、35歳くらいからジリ貧になっていく。
※ 出典:神奈川県のHPがわかりやすかったので、お借りしています。
胎生期 700万個あるものが、
出生時には200万個になり、
生理が始まる頃には、30万個までに。
生理のたびにひとつずつ減るのではなく、原始卵胞として1000個準備され、
左右に10個準備して、最後にひとつだけ選ばれて排卵する。
仮に、20歳からピルに飲んでも、時間の経過とともに卵子の数は確実に変化していくもの。
イメージとしては、石鹸の泡と一緒のようだ。
卵胞数の妊孕性(妊娠する力)が35歳で減る。
なので、大切なのは「『本当に子どもが欲しいか?』を若い時を考えること」だと先生は。
高尾美穂先生も28歳で結婚した。
33歳でも35歳でできないということを経験されたそうだ。
高尾先生から女性への愛のある一言一言が響いてくる。
改めて、エストロゲンについて考えてみたり、数字の推移をみての卵子について考えるいい機会に。
続きの「閉経」、「更年期」は、こちらの記事に。
毎日からだの中で機能してくれている女性ホルモン、エストロゲンについて、感謝しないとと思わせる学びの日。
EmiLia