中川政七商店「茶論」 新しい茶道 初級コース 第6回 〜 お茶会のもてなし、もてなされを楽しむ

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

中川政七商店が展開する新しいお茶のスタイル「茶論」
初級コース全6回のいよいよ最後の日、「茶会」

週末の朝のレッスン。
今月(6月)で終える喫茶スペースの営業。

茶会

茶論の講座のスタイルの「茶会」って、どんなものなのだろう?と思っていた。

お稽古の前、茶道具が並ぶお稽古のテーブル。
茶会の定員は、通常より少なく4名のみ。

しつらえ

6月はお稽古に来たので、前回と同じ掛け軸。

外の雨天から、涼しげな茶室を味わえる。

花は、前回の紫陽花から、変えられていた。

今日のテキスト。
普段の知識とは異なり、おもてなしについての説明が主に。

利休七則

茶会に関しての千利休が示した七つのルール、「利休七則

こちらのURLに詳しく記されているので、興味がある方は、こちらから。

茶道具

茶会用におもてなしを表現するための茶道具。

客人をもてなす想定。
どんなものが色、雰囲気が好きなのか?、また出身地などから、もてなしを考える。

茶道具、それぞれについて説明してくださる。
菓子器だけでも、漆塗り(朱・黒)、メープルウォールナットチェリーの7種類。

茶碗
それぞれについての説明をしていただく。

曜変天目茶碗

曜変天目茶碗、一番奥の濃い色の茶碗。

現代作家の月村海彦さんの作品。

出雲焼

手前の奥の茶色の茶碗。
長岡空権さんの作品。
刷毛目茶碗で、男性らしく、刷毛引きが特徴。

デルフト

白いお茶碗。
安藤雅信さんの作品。
白くて、ヤクが印象的な茶碗。

オランダのデルフトにならった焼き方だそうだ。

中国 景徳鎮

手前の白い柄入りのお茶碗。

100年以上前の平茶碗。
夏にぴったりの柄。

唐津焼

奥のベージュのお茶碗。
シンプルで波打つ釉薬が特徴的。

贈り物の茶碗

手前の黒いシンプルなお茶碗。
茶論がオープンした際に、木村宗慎先生が20年前に教室で使っておられた茶碗を贈られたそうだ。

講師の先生曰く、一番大切な茶碗だそうだ。
価値というのは、モノに対してだけでないという茶道らしい価値についての考え方。

湊焼

大阪 堺の湊焼。
手前の夕陽などを連想させるオレンジがかった茶碗。
江戸時代の楽家三代道入の作品。

薄茶器、茶筅、茶杓

講師の方から薄茶器茶筅茶杓なども、説明してもらう。

茶杓、茶筅の色もバリエーションが。

もてなし

お隣の方のペアの生徒さんへの「おもてなし」

夏らしい茶碗、白いお茶碗。

このように、客人(ペアの方)からヒアリングした好みや出身などから、「もてなし」を考える。
こちらは、わたしからペアの方への「おもてなし」

「白」と「水色」がお好きということで、お茶碗と淡い色の茶筅や茶杓を。

もてなされる

こちらは、わたしに向けて考えてくださった「もてなし」

白が好きだと言ったけれど、コントラストやグラデーションが好きだと伝えて、
このお茶碗を選んでくださった。

最後の生徒の方のおもてなし。
茶筅や茶杓が渋い色合い。

茶器のグリーンと、主菓子のグリーン、
そして、抹茶が飲み終わった際の淡い緑が、独特の世界観。

それぞれの方のセンスと思いが込められていて、面白いな、と思う。

茶器や茶杓など、茶道具も一歩進んで、
色々揃えると楽しめるんだなということを学べた「茶会」のレッスン。


※ 茶論で販売されている薄茶器

初級のレッスンは、知識は少し学べたけれど、
奥が深いことをこれまでの抽象的なものだけででなく、具体的に感じる茶道の「入口」のように思える。

中級コース

自身がお茶を楽しむということから、中級は「もてなし」を意識したコースのよう。

中級を継続される人は、特典で抹茶をいただく。




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また、中級もコツコツと茶論に通い、お茶の世界をみなさんに届けるため、記事はその都度あげていきますので、お楽しみに。

EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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