心にぽっかり空いた穴 〜 こんなに寂しいんだ、部下を送り出すのって。

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

転勤する部下の最終出社日。
その日にプロジェクトメンバーと送別会を。

部下の転勤

マネジメントとして、これまでメンバーの移動はもちろん経験している。
でも、これまでは、課内の隣のチームだったり、隣の課だったり、部だったり。

異動の月をまたいでも、すぐ近くで頑張っている姿が見れる状況。

今回は、「現場を経験したい」と関西に旅立っていく部下。

送別会

課の送別会は、前の週に終わり、
出社最終日は、一緒に商品のプロモーションを展開したメンバーで、
こじんまりとした送別会。

管理職は、こう言う会に普通は呼ばれないけれど、
声をかけてくれた幹事のチームリーダーに感謝して参加。

資格認定

数時間、時計を巻き戻し、
その日のお昼頃。

送り出すAさんからメールが届いていた。

課長から資格チャレンジ合格の内示があったみたいだ。

チャレンジにあたり、エミリアさんには、
プロジェクト推進の中身の部分から資料作成・発表に至るまで、
大変大変お世話になり、ありがとうございました。
合格できたのは、エミリアさんのお陰だと思っています。

後ほど送別会でもお伝えしたいと思いますが、
エミリアさんの下、チーム力抜群のこのチームでやれて本当に幸せでした。
本当にありがとうございました。

私は、今年の彼は、商品の発売を成功させ、
希望の異動を叶え、餞に「主任」のタイトルをしっかりと・・・。

と、自分の中で、決めていた。
それが全て叶い、自分なりの気持ちが一部でも届いていたのはうれしい。

上司の上司に。

そんな後、新天地での彼の上司の上司が、
その日は本社にいらしていて、

お昼休みに、

「来月からAさんをよろしくお願いします」と伝えた。

すると、彼が引き継ぎで訪れた日の様子から、
「彼はいいね。大丈夫だと思うよ。」

と、器用でない、少し大人しいタイプの彼を認めてくれているようで、
うれしかった。

送別会

送別会の夜、当日、急遽、夜に会議が設定される。

その会議に呼ばれた参加予定のチームメンバーとわたし。

長引きそうになるのを「今日は送別会なので、すみませんが」と、
決めるべきことを決めて、急いで会場へ。

でも、律儀な主賓のAさんは、課長に挨拶しないと・・・と、
先に行けばいいのに、同じ会議に出席していた課長を待っていた。

最後まで、彼は、いいひとだ。

送別会、みんなパラパラと集まる。

「新商品をどう販売していくか?」
プロジェクトメンバー間での切磋琢磨の議論、
意見の食い違いもある中で、
最後の夜に、このメンバーと彼を送れたこと。

管理職なのに、メンバーの飲み会に読んでもらえたこと。

ほっこりする3時間だった。

感動したのは、最後の最後まで彼を支えてくれた販売部門の担当に、
主賓から逆プレゼント。

みんな熱いものがこみ上げる。

彼の人柄が出ていた、すごいいい会だった。

心の隙間

何だろう、寂しいこの気持ち。

企画に妥協しないわたしのマネジメントとしての指導は、

聞き入れたくない意見を言った朝もあると思う、
しつこいと、うざったい夜もあったと思う。

でも、商品の発売を確実に成功させたい、
最善にしたいと思う気持ちからだけれど。。。

例えるとすると、何だろう?

息子の林間学校へ送る気持ちの何十倍か?

大学で、上京する子どもを見送る感慨??

留学へ旅立つ子供を見送る空港の感覚???

「親」と「子」の枠組み、

「上司」と「部下」の枠組み、

「先輩」と「後輩」の枠組み。

私たちの身近なところに色んな関係性があるけれど、
毎日顔を合わせることが当たり前な分、
うっとおしい日も、受け入れられない部分もあると思う。

けれど、その枠の中にいるからこそ、見える景色がある。

帰り道

部下を送り出して、ひとり帰る夜道に考える。

溢れる想いとホロリとこぼれそうになるものをこらえながら。
彼の新天地での活躍をただ、ただ祈って。

夜空を見上げて、エールを送る。

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EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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