こんにちは。EmiLia( エミリア)です。
一年の内で、社内の異動が一番多いのが年度始めの4月1日付。
異動する部下たちに内示をした記録の記事を・・・。
内示
転居を伴わない異動であるので、内示は発令の1週間前でもいいのだけれど、引き継ぎもあるので、早めのひと月前に社内でオープンすることに事前調整する。
毎月定例の1on1の予定としてスケジューリングしていて、誰も内示なんて構えていない。
10分ほど、近況の状況や仕事の直面している課題を話して
「さて・・・」と切り出して、
「内示です」と伝えると、
リモートの画面越しにきょとんとされる顔が写っている。
でも、異動のことを伝えると驚きと、変化の喜びと微笑む部下たちの顔がある。
希望通りの部署へ、最後まで調整を粘って、何とか実現し、本人たちの反応が心配でもあったけれど、喜んでもらえていて、よかった。
努力の結果
1人は、以前から「異動したい、異動したい」と、いつも今の部門のネガティブなところを口にするタイプの50代半ばの部下。
その彼が内示の前に、口からこぼれた言葉が印象的だった。
あのー、以前から異動の希望を伝えてましたが、
もし、この部門で貢献できることがあるとすると、もう少しいてもいいかな?と最近思うんです。
「なんでこんなことしなきゃいけなんですか?」とか「これまでそんなこと求められてません」というようなことを口をつくタイプの彼が驚きの変化。
「どうして、そう思うんですか?」と聞いてみた。
すると、
年末の〇〇の件とか、最近の役員提案とかの達成感ですかね?
平静を装ったけれど、「面倒くさい」オーラをいつも出されていたけれど、「仕事の達成感」など、今まで経験してないから仕事の楽しさがわかっていないのではないか?と、自分の中で信じて、疎ましい存在であると思われていても、繰り返し、繰り返し、伝えてきた。
それを伝えたかった、そのことを彼の口から出てきたこと。
「奇跡が起こった!」と思えた。
1年間、「きっと」、「きっと」と自分を鼓舞して、部下たちに接してきたこと。
それが、報われた感覚。
希望通りの部署のお膳立てはして、あとは本人たちの実力で、その先を切り開いてもらう。
マネジメントの仕事は色々あるけれど、人事はその大きな1つ。
1年間の総仕上げのひとつをやり遂げた・・・、そんな2月の最後の日。
3月、春の綻び。
新たなスタート。
また違う年度のスタートをまた違うメンバーで切り替えていこうと思います。
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EmiLia