【渋谷】寿司『くろ﨑』|こだわりの素材、仕事をカウンターで味わえる路地裏の鮨屋

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

知り合いが予約が取れたからと誘ってくれた渋谷の寿司屋「くろ﨑」

くろ﨑

渋谷から宮益坂方面に10分弱歩いた路地裏にひっそりとあるお鮨屋

食べログの評価も4.0以上の非常に評価の高いお店の初訪問

一部 17:30
二部 20:30

の二部制、仕事を終えて、20時半に入店。
(一部の方が出るのが20時30分直前で、入店も20時半ちょうどくらいでした)
※ 以前は、18時、21時の二部制のようでしたので、時間はご確認ください。

■食べログ

店内

9席のカウンターと個室がある店内

おしぼりとマスクケース
(全て味がついているので、醤油がないシンプルなカウンター席)

最初にビールで乾杯

寿司

最初に運ばれてきたのは、穴子の稚魚ののれそれ
熱々の汁、のれそれは、コラーゲンでとろんとろん、とろりとした食感。

早速食欲をくすぐられる。

カウンターの中では、わさびがすられている

そのわさびが小皿に盛り付けられ、

お皿にお魚が。

金目鯛
塩は少なめに、わさびたっぷり・・と。
部位の異なるそれぞれの食感と味わいを楽しめる。

やはりお寿司屋に来ると日本酒を飲みたくなり、続いてはお酒へ。

切子の美しい色鮮やかな選べるおちょこ。

この日は、紅色の丸みを帯びたおちょこに。

のどぐろの酒蒸し。
ポン酢の味わいがほんのり香るさっぱりとしたお皿

続いて、焼きに。
めひかり
パリっ、さくっとした焼きたての香りとともに。

小皿に盛られたガリ。
(少なくなると、常に足していただけるおもてなしも感じました)

美しいあじ
幸せが口の中にひろがる。

ほどよい弾力でシャリと合わせて、いつの間にかなくなっている。

北海道 長万部(おしゃまんべ)のほっき貝

出汁を足しながら、2回火入れしているそうだ。
すだちの風味と、味わったことがないホッキ。

ボタンエビの茶碗蒸し

茶碗蒸しの表面に見える大きな海老。
蒸し過ぎず、とてもやわらかく、ふくよか。
生よりおいしくしないと意味がない」と、大将。

海老の出汁をとっての優しい一品。

酢で締めている様子。

それは、小肌(こはだ)でした。
酢で締めているのに、酢が主張し過ぎずに、上品な小肌。

立派な海老が目の前に。

一尾、一尾、殻を取り除かれる

愛知の車海老

柔らかいだけではなくて、絶妙な食感。
火入れの加減。固くならないように、85度にし、赤みの極限の状態で冷やし込むと、この感覚で、旨味が凝縮されるそうだ。

握りからトラフグ
身厚。柑橘の風味とかすかな塩味と、食感を楽しむ。

とらふぐの煮こごり
ゼラチンで、常温で、そのまま溶けるから早めに食すようにと。

本丸のマグロの下準備。

切りそろえた後に、

ひっそり下ごしらえが始まる。

鮪のにぎりが始まる。
お腹に、まだ余裕があるタイミングでのマグロだそうだ。

最初は、なんと大トロ
脂たっぷりなのに、後味が悪くない。

続いては、予想に反し、赤身
赤身でも十分美味しいことを舌の上で感じられるようにとのこだわった順番だそうだ。

最後は、中トロ
脂、香りとバランスの良さを感じる展開だそうだ。

その日は、静岡のまぐろ。
金目鯛などを餌に、南下してるマグロだそうだ。

タイミングによっては、光物を求めて四国や沖縄でも取れるだとか。

脂がのっているのに、あっさり。
ブランドの青森の大間だけれど、夏の大間は最低だなのだとか・・・、イカが獲れないから。

花がつおの味噌どこ

海苔巻き。
ノリが信じられないほど、パリパリで香ばしい。

聞かないと何かわからない一品。
ほたるいかのなめろうだそうだ。

酒の肴にちょうどいい。

次はなんだろう?と思う。

カワハギと肝
驚くほど癖のない、程よい肝の脂が口に広がる感じ。

ウニが目に飛び込む!

赤ウニ。山口の萩で取れたものだそうだ。
5月前なのに、出回るのが早いものだということ。

「シャリが大きいですね」と問いかけると、
「ウニはソースがわり」なのだと。

ウニが多過ぎると気持ち悪いのだとか。

口の中に、磯の香りがほわっと広がる。
赤ウニは雑食で味に複雑さがあるという。北海道のウニは海藻を食べて異なるテイストと。

次は、穴子

なんという艶やかな穴子
なんと、(いい意味で)柔らか過ぎるのでは?というふくよかさ。
しかも。タレが主張しすぎない。

箸休め、舌休め的なに、しじみやはまぐりなどのだし。
先ほどのホッキ貝もこの出汁で焼いているそうだ。

続いては・・・

車海老の頭。
サクッと口に詰まるものもなく、味わう。

最後の巻物。

しっかりと味がついている干瓢(かんぴょう)

締めは、

小ぶりの玉子焼き

次から次へと、いろんな食材を楽しませてもらい、気づくと20:30にスタートしたのに、時計は22:30を回っていた。

食のエンターテイメントだなぁと感じる。

日本酒

お料理だけでなく、様々な日本酒を楽しませていただけるくろ﨑

1本目は、新潟の加茂錦

山形の東北泉

都内の醸造所がある江戸開城

最後は播磨古今

と、美味しいお寿司とお酒も進んだ夜でした。

まとめ

湯のみが、ひとりひとり異なるのも最後の余韻を感じるのに、風情がある。

その日のお会計は、日本酒もしっかり飲んで、ひとり39,000円ほどでした。
多くの方が、次回の予約をされているのは、さすがの人気店。

黙々と握られるお店もあると思いますが、大将との会話も楽しいお店。

こちらのお店のこだわりは、一種類のシャリでどこまで追求できるか?ということだそうだ。

魚(さかな)とシャリが、口の中で一瞬でなくなるのが理想。
そのためにシャリの温度を変えるのだと。。

ポリシーとして、つぶ貝は握らない。なぜながら、(つぶ貝が)残るから・・・なのだと。

こだわりの結集が詰まったお店。
カウンターのお客さんとお話しするのも楽しいひと時。

予約は大変かとは思いますが、渋谷の「くろ﨑(黒崎)」オススメです。

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EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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