仕事ができる管理職は上司の指示を『翻訳』して部下に伝える

こんにちは。一部上場企業 女性管理職のEmiLia( エミリア)です。

ふと、できるマネージャーと、できないマネジャーの差はなんなんだろうと考えてみたので、みなさんの気づきになればと記事にして見ました。

中間管理職の仕事の1つは、役員や本部方針から実行段階に落とす役割。

もちろん、会社の戦略は“一部分だけ“捉えれば、自部門にとって全てが正しい訳ではない。

しかし、全体最適やリソースの優先順位など、マネジメントは理解した上で、自分の課員やチームメンバーにブレークダウンする必要があり、部下が腹落ちして行動に起こしてくれるかはマネジメントにかかっている。

そんな中で、会社の中での中間管理職の仕事の仕方を見ていて、気づくことを「できる人」・「できない(だろう)人」という切り口で特徴をいくつか記してみたいと思います。

できない人

私が、過去接してきて、残念なマネジメントをしている方は、大きくこの3つに分類されていました。

上司の言うことは“全て“正しい(信奉者)

役員、部長など、肩書きが上の方の発言を全て正しいと受け止められる人。
ご自身のポリシーはあるのだろうか?と、今までの発言を180度変えたりするタイプの方です。

上司が言ってるんだから、しのごの言わずに聞け

こちらの方は、力技でマネジメントする方で、考えるより脊髄反射で指示を落とす形でしょうか?
軍隊組織のように、考えずに、方針を上から下に自動で落とすので、ある意味板挟みの苦労はない方かも知れません。

・自分もおかしいと思うんだけど・・・と、上が言っているから仕方ない。(上司を悪者に)

自ら腹落ちするための行動を起こさないけれど、部下にも嫌われたくないと言うタイプ。
八方美人ですが、尊敬できる上司ではないですね。

できる人

その逆に、できる人とは、まずは、会社全体における現状と、自分が所属する本部の求められる立ち位置を考える人だと思います。

管理職になったら、上司は優しく、事細かく、指示なんてしてくれない。

また、管理職レベルが会社の経営に関する触れる情報は一般社員の情報と違う。
(けれど、それらの情報全て部下たちに伝えられるわけでもない。)

そのようなことを咀嚼して、もし、理解できない指示であれば、その指示に対して、できる限りる明確な本質的な目的、背景、達成レベルを確認することが必要です。

加えて、部下の反応を想定した上で、「どのように伝えば適切に伝われるか?」という点も考慮する必要があります。

翻訳力

コミュニケーション力が大切と巷では言われますが、どのようにコミュニケーションを図るかというポイントが重要です。

どのようにすれば伝わるか?

上位方針というのは、現場を担うメンバーからすると一見理解しづらいこと、しかし、これからの変革期においては、これまで以上にそのようなコミュニケーション術が必要になってくるのではないでしょうか?

マネジメントの皆さん、ご自身の翻訳力はいかがですか?

私自身、マネージャー職をしていて、DXの流れ、部下の働き方の変化(リモートワーク)、定年延長などなど、単純に仕事でアウトプットを出せばいいという時代ではなく、マネジメントの求められる仕事も多様化しており、大変だと思います。

目の前のことを悲観しても仕方がないので、自分が今できることにフォーカスして、もし上司と部下の間のコミュニケーションでご苦労をされていたとしたら、ご参考になれば・・・。

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EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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