「でるくいを打たせない」〜 部下の前向きな行動力の後押し

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

1月からのチームの新体制で新しく加わったメンバー。
30代前半の脂がのっている男子。

初日の面談

課を異動してしてきての初日に彼とふたりで面談する。

希望通りの商品企画に移動し、特に今は「がんばるだけ」とのコメント。
プライベートでも特に問題ないという。

面談が終わろうとしていたところ、

「ちょっといいですか?」と相談を切り出される。

相談

転職組の彼からの相談は、

「うちの会社って、すごくいい会社だと思うんですけど、
もっともっとよくできると思うんです。」

と、何と前向きなコメントなんだろうと驚くとともに、
自発的に他部門のメンバーと5名程度でワーキングを取り組んでいるとのこと。

それを「業務時間内にできないか?」との相談。

出る杭は打たれる

すごくいい課題認識だし、いいことだと思ったのが正直な印象。

しかし、自分のこれまでの経験を想像するに、

これは「出る杭」系になるのでは?と。。。

マネジメントが業務で認めると、活動が成果が出れば出るほど、
周囲からの反発が出たりすることが想像がつく。

それは、避けたいので、人事の若手活性施策だったり、
会社として古くからあるQCサークルの部門横断版にするなどできないか?
とか。

「One Japan」の自社のメンバーの代表者に取り組みを確認したり、
彼の自発的な取り組みをなんらかの「枠組み」の中でできないものかと自分なりにアプローチして模索する。

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ひらめき

工場に出張した際に、珍しく宿泊するということで、
「せっかくだから飲もう」と、工場・研究所・購買のマネジメントとコミュニケーションを図る。

若手の自発的なテーマ発表を会社が予算をもって、研究部門や生産部門が発表する場が毎年ある。

軽い気持ちで、「営業は誘ってもらえないですね 笑」というと、

「じゃあ、参加すれば?」と、

「でも、申請期限も過ぎていたり、予算もないですよね?」というと、

購買の責任者の方が、うちの予算の一部渡すよ、と。

「え、いいですか???営業からも出します、出します!」と即答。
(部下の承諾はとっていなかったけれど・・・)

マッチング

彼の自発的な行動を、会社のオフィシャルな場でPRできるいい機会だと思い、
出張から戻って彼に伝えたら、
「いいっすよ」と快諾してくれた。

「仕事が増えた・・・」と思われたらどうしようかと少し不安だったけれど、ほっ。

発表当日

実質ひと月半くらいで発表の成果を報告しないといけず、
仕事ももっている中で、前向きに取り組んでもらえた。

工場や研究所の主要メンバーにも、彼のこれまでの経験も含めたテーマをプレゼンできた。

また、研究所や購買など、同時に発表しているメンバーとの横の繋がりもできたようだった。

商品企画に異動して間もないけれど、
主だったメンバーに顔を売れたことを成果かと思う。

常識からの脱皮

出る杭は打たれる

日本社会の中で、「出る杭は打たれる」というのは、どこの世界でもあること。

私自身、バンバン打たれて、立ち上がるのに苦慮した経験が何度もある。

なので、わたしが関わるチームで、前向きに取り組むメンバーには、
そんなことで精神的にも疲弊してほしくないし、そのモチベーションをスムーズに現実化してほしいと思う。

今回は、ささいなアクションだったけれど、実になったことがうれしかったというエピソード。

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EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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