中川政七商店 〜 ダイヤモンド社 / AMEX INSIGHT 2018

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

ダイヤモンド社 主催のAmerican Express Insight 

〜 Business Forum 2018

塾長は、

一橋大学 特任教授 米倉 誠一郎 氏

テーマは、

「顧客創造の新ルール」

ー 「ものづくり × サービス」の新たな成長領域とは?

最初の講演は、

中川政七商店の中川政七会長のお話。

創業

江戸時代。

麻、 武士の裃で儲かっていた。

その時代から、

明治時代に入り、武士がいなくなると同時に事業が廃る。

10代目 ひいおじいちゃんの政七さんが、

問屋から製造業に転換。

麻の素材から、茶巾の取り扱いをし、

その後、茶道の関連で、

1973年に茶道具に本格参入。

遊 中川

1985年お母様が雑貨店をオープン。

2001年に恵比寿 東京進出。

政七氏が、富士通を退社し、

2002年に入社した際は、

茶道具がメインで、

当時、雑貨事業は赤字。

それから、「卸」から「直営店」にへシフトし、

ブランディングに着手したそうだ。

粋更

表参道ヒルズ出店が10店目。

そして、

2008年に社長就任。

ビジョン

当時、ビジョンがないこととに気づき、
策定されたのが、

日本の工芸を元気にする

どの会社のビジョンもいいものだが、

「ピンとくる」

  か

「ピンとこないか」

  か。

ビジョンの差を分けるという。

コンサル業

黒字企業は受けないのがポリシーで、

90%の会社は、

経営どころか、

予算表がないと。

今の時代に

取り扱うのは、

昔の素材、

でも、

昔の慣習を

「今の生活にUpdateする」もの。

そして、

今は、直営店 52店舗。

茶事業と売上は、逆転し、

52億円の売り上げにつながったと。

社長交代

2018年3月に社長交代。

同社の成長には、

ビジョンを掲げたのが、

大きな転換だったという。

現在の工芸の課題

サプライチェーンの崩壊

手取りが7万円というのも珍しくなく、

子供に継がせたいと思わない状況。

コンテンツ

そのような日本の現状に、下記のような取り組みを実施。

1.さんちApp

2.日本市プロジェクト

 中川政七商店
  → 工芸メーカー (商品企画・製造依頼)
  → 仲見世 全国8店舗

3.大日本市博覧会

 地元で、逆に認められていない。

 自分たちで、変えられない。

 乗り込んで、地元の工芸品をいい形で紹介。

 意外なことに、中川さんも奈良では講演の依頼もないそうだ。。

4.工芸以外のコンサルティング

5.教育事業

 コンサルは手が回らないのが実態。

 お断りする中で、

 一般化が必要。

 そして、授業形式に。

 工芸も、クリエイターも、

 双方にリテラシーがないのだそう。

目指すのは

100年後に、

日本の工芸

300産地を残すこと。

当たり前

話を伺い、

当たり前のことを、

当たり前に、

それをビジョンなど

「想い」

を込めて推進する。

その姿を見れた気がする。

wood

簡単そうで、

簡単でない、

それを再確認。

なかなか実り多い時間だった。

EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

詳しいプロフィールはこちらから。