こんにちは。EmiLia( エミリア)です。
来年の新商品の発売に向けた販売促進のために、広告代理店とユーザー調査を行う。
ひとりのユーザーに対して、約2時間、さまざまな価値観から、商品の評価をしてもらう。。。
ブラックミラーの奥で、それをずっと聞いている。
すると。
判断基準
担当する来年の商品は、エントリーモデルなので「こだわりがない層」が購入していることは、データでも把握している。
しかし、、、
彼、彼女が口々に言葉に知るのは「調べて、自分のライフスタイルに合った判断をしている」と。
反して、、、
モデレーターに質問を繰り返してもらうと、リテラシーがないがゆえに、
「一番安くていい」と言いつつ、1.5倍の価格帯の商品を買っていたり。
それは、「20年来のおつきあいのある営業スタッフから勧められたから、間違いない。」
とか、
「ママ友がいいと言っていた」とか「同僚がいいと言っていた」など、
身近な人の評判に大きく左右される。
諦め
それに加えて、
生活に対して、いまの仕事に対して、
「諦め」がすごくあるように感じる。
「仕事はこういうもの」、「妻との関係はこういうもの」。。。
人生に期待していないということを暗に表現しているように表情から、言葉から感じた。
素朴な疑問
仙台でヒアリングしたひとりの男性、
物欲も、何も、欲はなくなった。
仕事の休みもない。
週に1日の休日の過ごし方を聞いても、
毎日のAM3時から仕事の勤務のため翌日のことを考慮しての「”軽く”飲むだけ」の”軽く”をすごく強調される。
「何が生きがいなのだろう?」と彼の“生きる”根幹を聞いてみたくなった。
深い質問
ひととおり定型となった質問をした後に、
追加での質問の有無をモデレーターから尋ねられ、
「あなたは、どういう時に幸せを感じますか?」
根源的な質問に切り込む内容をお願いする。
側で、それを聞いていた代理店の人は、「それ聞いちゃいますか?」と笑いながら。
でも、私は、彼が日々暮らしている中で、何を「楽しみに」生きているのだろうか?と聞きたくなった。
笑む彼
終始、表情もなかった彼が、
尋ねた質問に、ふと表情が緩む。
「寝ること。ですかね?」
そんな、彼のふわっとゆるんだ表情を見て、安心する。
いまの「仕事」に対しての責任感、
母を家族を養わないといけないというしがらみで、おそらく、がんじがらめになっているのだと。
素の彼の笑顔はあるんだと、、、
それを知れたことに安堵。
この国には、もっともっと幸せになれる人がいる。。。
そんなことを感じた仙台のユーザーの笑顔でした。
それぞれの幸せ
みなさんの毎日はいかがですか?
これまでの常識やバイヤスなどにがんじがらめになっていませんか??
みなさんも、自分が「どんな時に幸せを感じるか?」
そんなことを考えると、その「幸せな瞬間」が舞い込んでくるかも知れません。
EmiLia