「パーフェクトレボリューション」上映会@東大  〜リアルなハンディキャップの世界

こんにちは。EmiLia です。

障害者の恋愛についてどう思いますか?

満開の桜が咲き誇る、3/24、東大生によって開催された上映会・トークショーに参加してみる。

上映会+トークセッション

主役のモデルとなっている脳性麻痺の熊篠慶彦さんをはじめ松本監督。
そして、東大の熊谷晋一郎准教授(脳性麻痺)、福島智教授(盲ろう)も参加され、とても豪華なトークセッション。

パーフェクト・レボリューション

トークセッション

障害者のこと、「もっと知りたい」と思いつつ、なかなか接点がないので、知らないこと、たくさんあると再認識。

家族が一番冷酷な存在

映画の中で、親戚との法事のシーンがあり、パネラーの皆さんが「共感」されたと。

家族が、ある意味「一番冷酷」だということ。
わたしは、そういう感覚を持ち合わせてなかった。
身近な人は、愛を持って接するものかと、“勝手に”思い込んでいた。

ヘルパーさんとはあえて「感情の交流はしない」、ビジネスライクなもの。
なので、映画の中のヘルパーさんとの“密な”やりとりは違和感があるのだそう。

勉強不足。
確かに、家族や親戚は目を背けられない分、逆に、「残酷」になってしまうリスクがあるんだとの『現実』

さまざまな見解

障害者同士だって意見が異なる

また、興味深かったのは、ハンディキャップの当事者の皆さんが映画のそれぞれのシーンについて、異なる意見を持つということ。
「当たり前」なことなんだけど、目の前のリアルな人が語ると、それはわたしの中にストンと落ちてくる。

車イスから不慮に落ちたら、「もう諦めるしかない」と。
朝まで浴室で裸で時を過ぎるのを待った経験があると熊谷氏は語った。

私たちであれば、雪山に遭難しないとなさそうなレアな出来事が、彼らは日常に背中合わせであるという感覚。
知らなかったなー。

脳性麻痺のおふたりは、「女性を押し倒すことができないから、どう押し倒されるかを妄想する」とか。
健常者の男性の趣味を聞くことも、特に頻繁にはないけれど、そういう観点があるんだ。

ダイバーシティ、触れる重要性

まだまだ、知らない世界はある、
ダイバーシティの重要性。

世界のひとり、ひとりが生まれてきた意味を持っていて、生きているだけで素晴らしい存在なんだ。

何が正しくて、正しくないなんて、ない。
みなさんも機会があれば、「パーフェクトレボリューション」観てみてください。

EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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