こんにちは。一部上場企業の女性管理職 EmiLia( エミリア)です。
今週ほど、人間関係のトラブルが集中したタイミングはあっただろうか?
自分の中で振り返っても記憶にない。
月曜日①
期末になり、部下の評定のためのひとりひとりの1on1の実施。
1年半ほど前に異動してきた50代半ばの部下が体調もすぐれず、なかなかやりがいを見出せていないことは理解していたものの、30分の予定が1時間以上、彼、Aさんの意見を聞く。
会社の変革期でもあり、全てが白・黒はっきりつくものではなく、フラストレーションを抱えることも理解するものの、より良くしていくために頑張ろうと伝える。
今の部署で専門性を発揮できず、社会貢献をしたいという点も携われないので、「今すぐに部署を異動したい」との意向。
いずれにしても、あまり心身のバランスが良好でないように見受けられ、産業医のアドバイスも仰いだ方がいいと考える。
月曜日②
月曜日の異なる時間に、取引先から、部下の対応がなっていないというクレームが入る。
どちらが上とか下とか、自分は思わないけれど、発注する側の会社に対して、ここまでストレートに露骨にクレームを入れる方も、それだけの勇気がいることかとは思う。
そのメールの返信をどうしようかと1日かけて悩みつつ、夜にお詫びの返事を返した。
優秀な部下だけれど、取引先に対して、高圧的な部分もたまに見受けられ、業界でも一部噂になっているということで、それはよくなく、機会は見つけて忠告はしたほうがいいかと考える。
水曜日
会議の合間、会社の産業医がすぐに話したいということで連絡が入る。
その日は、会議が埋まっていて、午後の隙間しか時間がなかった。
別の会議が早く終わったので、健康管理のフロアを訪れてみる。
すると、月曜のAさんが就業できる状態でないということで、休ませた方がいいということだった。
月曜の状態を考えるに、「休みたくない」と強く言っていたので、彼の意見とのバランスをどう取ろうかと考えていたため、ある意味、彼にとってはことではないかと思える。
一方で、明日からの業務をどのようにフォローしていこうかと考える。
木曜日①
出向者の子会社の対応が忠告レベルなのではないかと、出向元からの指摘が入る。
出向元が直接本人に指導をされるそうだが、本人のプロ意識と、それを他人にも求めてしまう部分があるようだ。
自分に厳しい人は、他人にも厳しくなるのも仕方がないが、そのレベル感は非常に難しいと思う。
木曜日②
課のメンバーから、本来子会社に請求すべき費用が数年に渡り、請求できていなかったことの相談を受ける。
契約書を締結し、月額の費用を支払ってもらうことになっているのが漏れていることは、もちろん、褒められたことではないけれど、今の課の課長を務めてから「そんなことは起こるはずがない」ということが日常的に起こっており、驚かない自分もいた。
詳細は、また確認をお願いしていたところ・・・
昨年まで担当していた隣の課に異動した前任者が「そんなはずはない」とメール異論を受ける。
細かい実務までは担当者でないとわからない部分があり、お詫びだけして、ダブルチェックを行うことを伝える。
金曜日
前日の騒動は、確かに、前任の方まではしっかり請求できていたことがわかった。
前任には改めてお詫びのメールを認める。
しかし、簡単に許してもらえる訳もなく・・・。
また、別の日に彼女にはフォローアップをしていきたいと思うのでした。
長い1週間
テレビドラマの「とあるついていない1週間」とでもタイトルになりそうな、人間関係のこじれが多々発生した1週間。
だいぶ前のことだけれど、「部下のことそんなに気にして、ケアする必要ないんじゃない?」と言われたことがよぎった。
確かに、1日の大半を会社で過ごすのだから、少しでも働きやすいようにと感情的なものもケアしたいと思っていたけれど「部下の人生」に関与しすぎて、感情を持っていかれるのもよくないなーと反省をする。
自分の軸をしっかりと持ちつつ、適度に見守り、寄り添える
EmiLia