箕輪厚介×麻野耕司「THE TEAM 5つの法則」朝渋 ②〜 新しいチームの報酬

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

箕輪厚介さんと箕輪さんがご担当された「THE TEAM」著者の麻野耕司さんとの出版記念のトークショーの記事のつづき。

チームに対しての気づきを得た前半、つづいて報酬についての話題に。

報酬

会社を給料基準で選んでいた過去30年と、今は違う。

もちろん、相対的に給与も大事

だけれども、

給与で高められるエンゲージメントは限界がある。
上がれば上がるほど・・・ということでではなく、頭打ちする。

「成長」とか「貢献」が難しい企業は多い(今の日本では)。

新しく会社、オンラインサロンをつくることはできても、
長い年月を走ってきた日本企業は、カルチャー変えられるか?

想像できるように、「強制(指示)」に慣れているおじさん達がマジョリティーの組織の中で。

事業が変わらないといけない。
あのトヨタですら「モビリティカンパニー」への変革を謳っている。

AI、データアナリストを集めて、一緒にビジネス作る。

しかし、そういう若者は、なかなか企業へ来てくれない。
(たしかに、先日お会いしたトヨタに勤める方から若手の退職が増えていることを聞いた)

強制で生きてきた組織が、いきなり変わることはできないから、
プロジェクト単位とかで始めるしかないとの麻野さん、箕輪さんの見解。

完全には切り離せないけれど・・・。

会話のたとえ

たとえば、プロジェクトの中で、

会社でそれなりのポジションの方が若者に「は?」と言われたら、

「(俺役員なのに、)「は?」」と、昔は役員が言い返せた。
(今は言えない・・・)

対応できる会社と、できない会社。
豊田章男社長は「いつでもやめられるけど魅力のある会社にしないといけない」と言われていると。

「スタートアップに学びはない」という人も(未だに)いるし、変化に対応できない会社も。

スタートアップに対して、上から目線の会社がある。
すると、当たり前だけれど、スタートアップからは、総スカンになる。
ごくごく自然なことだけれど。。。

モチベーション

麻野さんの会社のリンクアンドモチベーションに箕輪さんが
「モチベーション高そうだけど、催眠商法みたいなひとびと。
『俺こういうところ無理だわ』」とひいたそうだ。(笑)

講演されたその日、箕輪さんが渋滞で20分程度遅れることになり、
その待ち時間に迎い入れる練習を社員のひとがしたそうで・・・、
その日だけは、異常な空間であったことは麻野さんも認める。

モチベーションを大切にしている会社の微笑ましいエピソード。

4Pのメリハリ

社員のモチベーションの設計で、
4Pを 全部を高めようとするとだめ。

法則は、算数のように再現性のあるものでなければいけない。
そして、会社には、リソースには限りがある。

あるチーム(会社)は、4PのそれぞれPが70程度(合格ライン)の平均を重視したとする。

社員Aさんはフィロソフィーを重視しているが満足度が中級、
その他の人はPeopleだったり、別々。
結果、満足度 70点×4人、280点のエンゲージメントが生まれる。

また、あるチーム(会社)は、フィロソフィーを磨き100点、その他は60点だとする。

しかし、そうするとフィロソフィー重視の人が集まってきて、
満足度100点×4人で、400点のエンゲージメントがうまれる。

そういった意味で、4Pの「選択と集中」が必要で、
あえて、できないものを明確にする。

箕輪さんも麻野さんの意見に同意され、
「人間関係がギスギスしている1億円報酬くれる会社があれば、理念語らずとも、満足度が高い」

たとえば、オレオレ詐欺の集団のモチベーションが高いように。

麻野さんのリンクアンドモチベーションは、ちなみに、フィロソフィーを重視していると。
フィロソフィーに魅力を集中。

会社を選ぶときに、自分のPを超明確化して、
選ぶ会社のどのPをマッチングするかが重要だと。

会社選びの時に参考になる視点。

Vorkersの功罪

Vorkersの功罪がある。

◼️社員口コミサイト

大事なのは、口コミのスコアに振り回されない。
その意見は、あくまでも他の人の意見でしかない。

自分は何を大切に働きたいのか?(4P)を明確に。

サイバーエージェントの例

他の例で、Peopleが強い会社、

それは、サイバーエージェントだと。
(箕輪さんの笑い話として、居酒屋などでは76点くらいの会話をしている印象だと。切り口がするどい⁉︎)

サイバーエージェントは、みんな仲良い。

会社や同僚の愚痴なども言わない。
ノリだとしても、社員は、藤田社長の悪口を言わない。

藤田さんもよくわかってやっていて、図抜けている会社だと。

もし、サイバーエージェントが、うどん屋をやってもうまくやる。

なぜなら、仕事の魅力で集めているわけでない

仕事で集めている会社だと、うどん屋を社長が始めたら、みんな辞めていく。

更には、サイバーエージェントの社員は、
「俺、もともとうどん屋やりたかったんです」とか、
言い出しかねない社風だそうだ。

そういう意味で、事業のピポットやりやすい会社。
過去、インターネット広告から事業展開した際に、社員をバーっと動かす。
でも、問題が起きなかった。

藤田さんがお子さんを生まれた際などに、SNSなどで会社の飲み会、誕生会ばかりがアップされる。

そんな中で、「株価落ちてるのに、お祝いばっかりしている(暇があるのか?)」とのクレームが入ったそうだ。

その際、広報からの正式コメントとして、「当社はこういうことを大切にしている文化なのでご理解ください」

と。その徹底ぶりに麻野さんも驚かれたと、このエピソードを紹介されていた。

いかがですか?
自身の会社、自分のチームに置き換えても、報酬について考えることが多いトークの数々。

つづく記事に、「THE TEAM」本の製作秘話も・・・。

EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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