女性ホルモンの働きと女性のからだの仕組み② 〜 更年期の定義は意外と知らない?

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

高尾美穂先生の「女性ホルモンの働きと女性のからだの仕組み」のつづき。
閉経と更年期について。
更年期(障害)は誰もが経験するものだとばかり思っていたら・・・。

閉経

閉経のタイミングは、50.5歳が平均。
ただし、あくまで平均であって40歳で閉経するひともいる。


出典:更年期ラボ

卵巣からエストロゲンが分泌できなくなる。

脳からの命令、視床下部が血圧のコントロールしていて、同じように。

下垂体→卵巣→エストロゲン

しかし、脳がいくら指令しても、卵巣からエストロゲンでない。
視床下部が変化。


出典;更年期ラボ

自律神経は、心臓を動かしたり、瞳孔開いたり、汗をかくなどをコントロール。
脳からの指令に対して、エストロゲンの調整がうまくいかず、体温や汗のコントロールがうまくいかない。

自律神経失調症状。

他にも、精神症状、メンタルに影響が出たり、
肩こり、関節痛なども。

エストロゲンが少なくなり、生理ばらつくようになり、やがて止まる。

女性らしい体つきから、メリハリがなくなる。

エストロゲンの材料になっていたコレストロールが溜まりだし、高脂血症に。
その他、このような症状が出てくるようになる。

・動脈硬化
・骨粗鬆症
・肌の加齢
・不安、うつ

更年期

閉経の定義は、「12ヶ月月経がこないこと」
更年期は、その前後5年の10年間。

高尾先生から言われてみて、勉強になったこと。。

更年期を迎える人は100%

更年期症状を自覚するのは、その内の 50-60人。

さらに、更年期障害のひとは、30人ほど。
(正確なデータは22人)

なので、更年期の症状がでない人は逆に4割もいる。
全てのひとが更年期(障害)を迎えるのだと思い込んでいたので、驚きの事実。

更年期障害を訴えやすい人は、
まじめな人が症状が強い傾向。
他には、家庭の喪失体験(子育て、介護)

50歳のポイントだと、1/3ばらついていて、1/3が終わっている。
56歳では、ほぼ全ての人が閉経。

女性のからだの注意点

男性は高脂血症が20代から徐々に上昇。
しかし、女性は更年期から。
血圧の上昇も同様に。

ということは、女性と男性で年齢によって検査すべき項目は違うということ。
20、30代の女性は生活習慣病は気にしなくていい。
若い女性がケアすべきは、子宮頸がんと乳がん。

気をつけること

閉経してからの気をつけなければいけないこと。

高脂血症のうちは変化がない、そのうちから手を打って、動脈硬化や脳梗塞などのリスクを抑えることが大事。

骨粗鬆症にも閉経後気をつける必要があるので、カルシウム摂取を。

1Lの水で、
日本の軟水はカルシウムがひとけたmgに対して、
コントレックスは468mg
1日の2/3のカルシウムが取れる。

日本人に対して、フランスは水が硬水ということだけでなく、野菜も硬水で育ち、食べ物の含有量が違う。

ポイント

朝食

1.カルシウムをしっかりとる
2.無理なダイエットをしない
10代に1年以上生理がとまったら、60歳の骨粗鬆症のリスク高い
母乳をあげ続けているとエストロゲンがない期間が長く続く。それは、閉経後の体と同じ状況を作っていること。
3.栄養素
ビタミンD・・・しゃけ カルシウム
ビタミンK・・・ 納豆 骨を形成


※ 出典:iihone.jp

4.骨への衝撃
重力を加えることが大切。
宇宙飛行士は刺激がなくなるので、骨密度が2割減る。
寝たきりも骨の刺激がなくなり影響が。
5.太陽をあびること
皮膚からビタミンD

骨量は、15〜20歳がピーク。
そこから年ごとに減るしかないから若いときにピークが必要。

骨粗鬆症は女性が優位。

知られていないけれど、顔の骨も加齢とともに減る。
顔の薄い骨が減り、骨がなくなる。
加齢は、肌や筋肉だけで起こるのではない。

上顎 40代で下がる。
顔は、栄養素のみ注目されがちだけれど、衝撃で骨を強くできない分、減りやすい。

お肌の状態と骨密度は相関関係、コラーゲンは肌だけでなくて、骨も使ってる。

エストロゲン

女性が重要なのは、エストロゲンを減らないようにする。

対応策としては・・・

・たばこ。喫煙は2年早く閉経
・ベジタリアンなど極端な食生活をしない
・コレストロール
動物性油脂 動脈硬化が早くおこる。全身におこるので、つまり卵巣の動脈硬化するということ。
・ストレス。視床下部でストレスをキャッチ
真夏にエアコンがんがんだったり、視床下部のトラブルをまねく
・定期的な運動
マラソンなど年に一回の運動ではなく、定期的な運動をする。

ホルモン補充療法

ホルモン補充療法、生理がきているころの1/3を補充。
ホットフラッシュも2ヶ月で改善され、
骨も2年程度で改善する。

日本では、1.2%しか活用されていないのが実状。

漢方もいいかも知れない。でも、東洋医学の場合は、合う合わないがある。

大豆イソフラボンは女性にいい。

この知識は多くの人が持っているけれど、、、
ブラックボックスなのは、腸内で代謝できるのは約半数の方のみ。
ということは、抗エストロゲンは、合わない人が半分!

そんな中でのおすすめは、エクオール。

エクオールの目安の摂取は、10mg
継続していると、しわが減っていく実証が。
高尾さんも10mgでシワが改善したそうだけれど、さらに30mg の方がいいとおすすめされている。

指変形性疾患

エストロゲンと関係があり、閉経前後に多い。
この症状にも、エクオールを使ってみるといいそうだ。

遺伝性が高く、母親や、家族にいると48倍の発症リスク。
症状が出る前に、予防できるもの。

女性ホルモン

最後に。

みなさん、いかがでしたか?
更年期というものを症状が出る前に知って、備えておくということ。
私自身も勉強になった講座でした。

自分が抗体があるか、エクオール 検査も試してみたくなりました。

自分のからだのこと、「女性ホルモン」について見つめてみませんか?

EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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