「新・観光立国」デービッド・アトキンソン 〜 ダイヤモンド社 / AMEX INSIGHT 2018

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

先日、参加したAMEXのセミナーの後半編。

関連記事:
中川政七商店 〜 ダイヤモンド社/AMEX INSIGHT

第2部のスピーカー

第2部のスピーカーは、

イギリスご出身で、

小西美術工藝社 代表取締役 社長
デービッド・アトキンソン氏

日本の構造

まず、冒頭に、

日本ほど人口がどんどん減る国はない。

戦後のベビーブームで、

自然と人口が増える構造であった。

日本は輸出大国ではない。

金額は4位。

ただ、

一人当たりの輸出額は、

117位。

他の観点

ロンドン五輪

イギリスのメダルは、49個。

東京の目標は、

50個。

しかし、
一人当たりは、イギリスの国民は半分の6000万人。

輸出3位のドイツは、

その観点で、圧倒的に上回る。

観光客

2013年 1000万人
2017年 2869万人、

2.8倍!

観光は、

観光戦略は、

世界平和などのキレイごとでなく、

年金、医療費などを稼ぐため。

観光ランキング

観光客、2016年 14位。

観光収入ランキングで、11位。

日本の強み

神社仏閣、

四季などではなく、

最大の強みは、

「自然」

70%近くが、旅行の目的。

自然こそ、

日本の「稼げる観光資源」

四季 11.9%のみ、

しかも、

9割が女性。

男性が一番興味がないのが

「花」、

しかし、

3割が花(桜)の宣伝をしてきた・・・
(アンマッチ・・・)

主要な観光客のアジアのみであれば、

4000万人に到達しない。

欧米諸国にもアプローチしないと。

そして、

リピーターを増やす必要がある。

観光

アクティビティーとは、

「お金」にならないものを

お金にする。

観光魅力は、

「ある or なし」

でなく、

作るもの。

5星 ホテル

5星 ホテルとの相関関係。

<5星 ホテル数>
US 755
イタリア 176
フランス 125
バリ島  42
タイ   110
日本   30(内 東京 18)

<観光収入>
US 2638$
中国    2005$
タイ   1491$
日本    1204$

例えば

リッツの固定客は、

日本に行くのではなく、

「リッツの新しいホテルが京都にできたから、

京都に行く」

というもの。

hotel

データ分析

伸びたのは、

しっかりデータで課題を分析。

観光資源に対して、

どの媒体に、

どの国に、

どのターゲット層に、

を特定、科学的に。

二条城の例

二条城の入場収入、

9億円 → 20億円

二条城自体は変わらないのに、

何が変わったのか?

イベントを実施する。

大手門前の駐車場、

砂利の脇道。

説明文、

観光客に価値を与えるものになった。

招き猫

プロモーション

デイビッド氏が制作に携わったという、

訪日のプロモーション映像が最後に流された。

Youtube:
Enjoy my Japan

これは、ターゲット層とする人種、性別、志向など、

考えつくされて、

映像の分数まで作りこめられたそうだ。

確かに、

視点が違う。

まとめ

初めて知ったデービッド氏。

要所、要所に、

軽く日本をディスるところなど、

逆に日本を愛しておられるのが伝わる。

中川氏も、同様だが、

「想い」

のみでなく、

「数字」で、実態を把握して、

「Action」を起こす。

このバランスなんだと感じた。

でも、

「想い」

がないと起爆剤にはならない、

のだと思う。

みなさんは、動画から何を感じましたか?

EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

詳しいプロフィールはこちらから。