こんにちは。EmiLia( エミリア)です。
中川政七商店が手がける茶道「茶論」の上級コースも3回目。
12月、師走の忙しい季節。
その中で、暇を見つけて一服することに意味合いがあるのだとういう。
道具組・設えを考える
上級第3回は、道具組・設えを考える、が題材。
茶論の講座も上級になり、お茶の奥深さをいろんな観点で知る。
お茶を愉しめる方は、茶道具、設えなどの客人に対するおもてなし、本当の意味で優雅なのだと。
設え
西洋の雰囲気、中世ヨーロッパのものが中心
クリスマスらしい12月の設え
今月は、クリスマス茶会をイメージされていて、
軸でなく絵画でもいいということだそうです。
羊皮紙。
羊やヤギの皮を引っ張って、紙のように使っていたそうです。
15世期の一切れ。
フランスやベルギーの教会の書物の一部を額装したものだそう。
このような書物は、修道院で働く年収の1年分で一冊ほどの非常に高価なものだったと伺う。
花入れ。
あけぼの椿とヒイラギ。
そして、江戸時代の後期のひげ徳利。
当時の茶人が花入れにみたてて使っていたそうだ。
ちなみに、徳利のお腹の文様は、発注者の家紋が入っているとのこと。
パイプ。
パイプの完成前の作る途中、作りかけだそうだ。
16世期の欧州、コロンブスが持ち帰ったタバコが万能薬として流行った。
主菓子
ういろうの生地にけしの実が覆われている。
中は、大納言小豆。
奈良県の由緒ある意傳坊と言われるのだと。
ケシの実のプチプチとした食感が味わいに彩りを加えてくれる。
最後に
冒頭に触れたように、「忙しい時ほど、お茶の一服の時間」というように、皆さんの2020年は、そのような時間を持てたでしょうか?
時間的に余裕がない中でも、心に余裕を持てるように、お茶なども隙間時間に楽しめるといいですね。
お茶の奥深さを極めることはできないかもしれないですが、そんな本質的なお茶に、来年も触れたり、生活に取り入れていきたいと思います。
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EmiLia