就活生が陥ってしまいがちな「フィードバック病」の罠

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

本日は、いち日、雨の日でしたね。

秋雨の涼しい一日。

昨日の「インターンシップ 学生へのアドバイス」の記事に少し反応をいただいたので、

学生に感じたことを違う視点から、本日は。

フィードバック

それ自体は、

日本語として、

一般の会話でも、仕事の会話でも、

よく使う言葉。

それは理解している。

でも、

今回、就活生と接して、

「フィーバックください、フィードバックください」

と何度も言われ、

最後の部門でのラップアップの会議でも、

「もっとフィードバックしかった」

と、ほぼ全員からの言葉。

「フィードバックくれくれ星人?」

と思ってしまうほど。

最近の傾向?

そんなことがあったので、

他社のひとに聞いても、

「フィードバック」を求めるのは、

最近の学生の傾向らしい。

まず、前提として

みなさんも、

よく就活は、

「お見合い」のようなもの。

と言われると思う。

企業があなたを採用したくても、

「あなたが選ばなければ。」

逆に、

あなたが入社を熱望をしても、

「企業があなたを選ばないと」

成立しないもの。

意味するもの

簡単にいうと、

お互いの相性の「マッチング」というもの。

あなたが本当の「あなた」としてではなく、

自分を繕っていたら、

企業の期待と「違うあなた」が入社したら、

それは不幸せの始まりだと思う。

危険なフィードバック

普通に、オープンに、

「改善した方がいい点を教えてください」

という質問は、とてもリスクがあると感じる。

なぜなら、そのひと(個人)やその会社の価値観で、

発言しているだけの可能性があるから。

今回のケース

わたしが担当したインターンの学生メンバーは、

全員物静かな印象。

「その中でも特別 寡黙な学生」がいた。

彼から

最後に「フィードバックが物足りない」

もっと、厳しくフィードバックして欲しかった、

と言われるから、課長含めて一番の驚き。

想定するケース

静かで消極的な彼に対して、

(おそらく、大人なクッション言葉を置いた上で、)

・「もっと積極的に発言した方がいいよ」

とか、

・「リーダーシップを取らないと」

とか深く考えずに、答える大人がいると思う。

でも、

それは彼にとって、

本当に、適切なアドバイスなのだろうか?

実際のフィードバック依頼

彼のお礼メールに、

「フィードバック」返信の依頼があった。

>Emiliaさんからご覧になって

私自身に足りない事を良ければ、

お聞かせいただけないでしょうか。

私なりのお返事

ー返信文面ー

当方は、個々人がそれぞれ能力を発揮できるようなやり方があると考えておりますので、
XXさんに対して、「足りない」ということはないと思います。

ただ、XXさんの魅力をさらに効果的に伝えるためには・・・
という観点で、少しコメントさせていただきます。

XXさんは、ご自身の中では様々なことを考えておられるのは、

質問した際の返信で、それがよくわかります。

しかし、

実際、促さないと発言されないことが多く見受けられました。

その対応として、

たとえば、積極的などなたかの発言に対して、

「○○さんと同意見です」とか、

「○○については、○○さんと同じですが、自分はこの部分はこう思います」など、

誰かの発言を機に、便乗すると比較的エネルギーを書けずに、

印象が変わると思います。

なぜなら、

XXさんが、自発的に、どんどん発言されることは性格的に難しい部分があると、

私なりに考えてのアドバイスです。

今後、就職活動でもグループディスカッションがあると思います。

その時などは、

リーダー的な人の意見に「いい意見ですね」や

「同意します」といった発言を挟むだけでも、

グループ討議に積極的に参加している評価になると思いますので、

意識していただくと変化があると感じます。

「違い」とは?

それぞれのアドバイス、

どう違うのか?

わたしは、

自分の部下も、

「(個々のメンバーの)素材を活かす」

ということに念頭を置いているので、

学生でも、少しでも縁がある人は、

できる限り、その人の「素」を理解するように、

努めての発言。。。

フィードバックの工夫

では、

どうすればいいか?

だれ彼に、

何でもいいから、

「フィードバックください!」

というのではなく、

たとえば、

・ 「御社に求められる人物像は、どんなものですか?」

・ 「自分の『強み』を御社で活かせるとすると、どんな部分だと思いますか?」

・ 「(強みを活かすために)表現方法や姿勢面で、変えた方がいいことはありますか?」

など、

自分と会社が「マッチングするかどうか?」に

つながる質問を投げかけた方がいいのでは?

そうすると、

「自分には、この会社意外に合わないかも?」

とか、

一方、自分の軸は変えずに、

「(表面の)行動を変えればいい方法」をアドバイスしてもらえるから。

方向

どうでしょうか?

少しでも気づきのエッセンスがあればと、

本日も就活生に向けてのエールを込めて。

EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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