業界の社団法人 分科会長に就任 〜 過去の慣習にどっぷりの世界

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

隔年で参画している業界の中で、輪番で分科会の会長が回ってくる。

10社近くあるので、なかなか回ってこないはずなのに、たまたまその役割に。

初会合

分科会長に就任することになって初めての会合。
各社2,3名づつの出席と、事務局とで20名程度の会議。

まずは、自己紹介から。

司会進行

会議の前に、簡単に事務局と当日の進行を確認し、
会議が始まる。

これ会議?

各社の事前に提出してもらったアンケート内容をもとに議論。

誰からも闊達な意見が出ないので、司会から振るのだけれど、
「これ会議?」と思うほど、参加者”全員”が目の前の書類に目を落として・・・

目を合わせない!

この会議のために、都内の会社でなければ、わざわざ出張しているのに、出席する意味がどれだけあるのだろうか???

社内でも生産性の低い会議は招集されるけれど、
流石に、こんな会議は初めてで、驚いた。

頼まれていない提案

そんな中でも、それなりに意見を取りまとめ、なんとか方向性を定めていく。

で、予定調和を崩す必要も、そんな提案もする必要もないのだけれど、

「今年の予算削減案ですが・・・、
そもそも前回実施している全国2000自治体への郵送発送は意味があるのでしょうか?」

と提言してみる。

あまりにも時代錯誤の取り組み。

1社からは、「送ることに意義がある」との見解。

そこを突っ込んで、事務局に、

「自治体の誰宛に送ってるんですか?」
と尋ねる。

その回答は、「広報ご担当者になってますね」、と。

提言

「では、いち自治体の広報担当者にこの資料が届いて、意味があると思いますか?」

との問いには、

「・・・、
「これはうちの分科会の議論ではないですね。上位の部会の判断で」

とのこと。

とほほ。

議論にならない、表面的な意見交換。

でも、やはり自分では、限られた予算で2000もの自治体に専門的な調査結果を送る意味合いが理解できていない。

そして、エコでもないと思う。

封筒すら開けられないかも知れない、
開けられても、見過ごされるだけかも知れない、
それなら、ネットでの配信の工夫など、知恵を絞る範囲があるのでは???

会議室

提案に際しては、想定していたけれど、
この提言自体は、「意味ある一歩」だと思っている。

前例に沿って、決められた予算を守り、「自分の意見を発言しない」そうすれば、
いかにシャンシャンと物事を進めることができるのだろう?

でも、私は、ちゃんと議論はしたいと思う。

単なる業間団体の輪番制の分科会長であっても、
その意味を残したいと思うから・・・。

EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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