企画提案を「口説き落とす術」〜 人の性格、価値観、判断軸をとらえる。

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

最近、「突破力」について棚卸しをしてみて、さらに、自分の企画を「口説く」ということもあるんだということも気づきとしてあり、記事に。

使い古された言葉を使うとすると「根回し」ということなのだけれど、ポジティブな意味合いの。

企画を通すということ

企画を通すゴールは、「決裁者」に了解をもらうかどうか。
シンプルにいうと、役員やその決裁者に了解をもらえれば、それだけでいい。

けれど、

ひとつの目的として、そのプロセスの確率をあげるという意味で、事前に

・関連する部門を説得する

担当者レベルではなく、できれば部長クラスまで。

事前に報告をするということが、働き方改革が叫ばれる中で、無駄なプロセスに思える人もいるかも知れない。
最後に、確実に役員に「YES」といってもらうことの近道だったりする

加えて、

単に企画の承認を得るだけでなくて、実行段階で実行部隊が確実に行動をしてくれることが、重要であるとすると、実行部門に、

・実行に移すことを「自分ごと化」してもらう

という意味もある。

よくある企画部門と実行部門の温度差をなくするために。

企画としては、正論で「そうあるべき」であったとしても、実際に行動を移してもらう人に「そうしたい」と思ってもらわなければ、「絵に描いた餅」でしかないから。

近道

どうやって?

わたしの場合、企画立案から実績をあげるまでの間に、キーパーソンを事前に口説いておくことが、いつの間にか身についていた。

次は、ではそれを「どうやって行動に移すか?」ということ。

私が気をつけていることは、
その人、それぞれの価値観を意識するということ。

仕事のどういった点に、軸足をおいているか?

もちろん、その部門の役割、背負うもの。
また、現時点のその部門の社内の立ち位置。

計画達成に苦労しているのか、計画どおりに進捗しているのか、
それは、販売計画だったり、事業計画だったり、いろんな意味での。

シンプルに、「この人は“今”、何に重きを置いて仕事をしているんだろう?

ということに尽きる。

刺さる言葉で口説かないと意味がないので。

意義

次は、自分なりのポリシーで、必ずしも必要ではないけれど、
口説くことにおいて、大切にしていること。

それは、「意義」を伝えることについて。

「企画が自分よがりの小手先になっていないか?」、
「自分の自己満足でないか?」ということも気をつけながら。

その提案する単体の企画だけでは成立していても、全体の事業との整合性や将来戦略を加味すると違う視点が生まれることがある。

なので、高い視点で「大義」や「意義」、今後の全体戦略、会社のビジョンと合致しているかなども考慮する。

突破力

「企画力」に長けた人は、頭脳明晰で、データも駆使して、素晴らしい企画を描けると思う。(自分を客観視して、ここは強みではないので)

私は、もちろん企画の承認を得ることも重要視しているけれど、
社内でも「企画」の精鋭部隊とは少し違うので、差別化ということ、自分が担当することの「自分のエッセンスは何か?」ということを企画を長らく担当している自分なりの仕事の軸を考える。

そんなことを部下のメンバーの成功体験をあげるために、改めて、考えさせられた。

企画の仕事だけでなく、営業をしている方も通じる部分もあるかも知れないですし、参考までに、記事に。

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EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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