小島慶子氏 × 浜田敬子氏「さよなら! ハラスメント」朝渋②|男性の息苦しさもある、就活も。

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

小島慶子さんの「さよなら!ハラスメント」のトークショー。
BUSINESS INSIDER統括編集長の浜田敬子さんの司会の講演の記事の続きを。

家計を担う

小島慶子さんは、41歳から家庭の大黒柱。
ご主人が会社を辞めてから。

大変だし、夜中、(不安で)三角座りして震えることもあるという。

父親は、商社マンで「24時間働けますか」世代。
親より、いい大学に入る。
男性は、大学を卒業して、働くことが当たり前。

自分で働いてみて、家計を担ってみて、「むっちゃしんどかっただな、あの人。」(父親)と、感じれるようになっそうだ。

ロスジェネの一番上。「何でもあり」と言われた。
キャリアウーマンで定年まで働き、家族も持って、自負があった。
家に入る、などのさまざまな選択に悩んだ。

男性の悩み

一方の、
(見過ごしがちな)男性は何を悩んできたか

大学を卒業したら、働くことが当たり前。

そして、入社したら、出世しないといけない。

男性は、(女性とは違い)選択する道はなく、一本の道しか用意されていない。

「働く女性」の本があっても、
「働く俺」というタイトルの本がない。

男性には、一本の道しかない。

あるべき家族像、ジェンダーロールは、男女、それぞれお互いに。
理解を深めて。

AERA

AERAの働く女子の応援の記事。
女性の方が声をあげる。

女性から企画はあがるが、男性からはあがってこない。

男性の主語は「日本は」や「会社は」で、自分ごと化しないので、おもしろくない記事。

取材しても、男性は問題をすり替える。

一人称の意見は、甘えていると思われる。

無意識の中で「理不尽」を抑圧している。
もっと、語る男性が出てきてほしい。

AERAの記者、当時、30人中、20人女性。

意見があった男性社員に「言ってくれればと・・・」というと
「あんなに女がいる中で、言えませんよ。」と。

多数であれば、少数の意見をいく。

ビジネスインサイダーも、浜田さんひとりが50代で、「もっと思いやってよ」と思うと冗談ぽく。

ネットのハラスメント

いま、ネットのハラスメントがすごい。

無名の北九州の議員。下着を送られたりの被害。
反動被害。

男性不況

男性不況。
女性にポストが奪われる時代、管理職も絶対数が減って、女性に怯える。

赦す

「許す」と「赦す」
赦すが足りない。

自分が自分を赦す。
弱い、傷ついている自分。
自分を赦せないと、人をたたく。

自分だって傷ついているのに

やつあたりではなく、対面する相手がみえてくる。
罪悪感を。

日本社会で生きていく苦しさ。

男性社員の違和感

男性の違和感が記事に。

商社を3ヶ月で退職。
先輩から「「ハイボールに焼きそば」いれて、誰が飲むんだ?」
と、帰国子女で、空気を読めないその男性。

「命令ではない」という巧妙なハラスメント。

もしかすると、彼たったひとりの経験かもしれない、
新聞社の人からするとは「当たり前でしょ、価値があるの?」と言われる。

けれど、声を出した人に、仲間がいるよ、と。
声をあげるのは勇気。

「いいね」を押すだけでも、リツイートだけでも。
半径2メートルの範囲だけでもいい。

構造と社会のギャップがしんどい。

さよなら!ハラスメント

著書での対談。

作家 桐野夏生さんは、文壇に対する怒り。
男性は女性の疎外感がわからなかったんだと思う
私怨を反論。普遍的、構造的問題。

弁護士 伊藤和子さん、法律を知っておくことも重要
評論家 荻上チキ、いじめがおきないごきげんな社会へ。教室の環境の影響。

ハラスメントが無い方が、企業も効率化

就活

500人からのアンケート。
カラオケボックスで、ホテルの個室に呼ばれる。

社会に出たことがない学生は、「ノー」という言い方がわからない。

出会い系というように、マッチングとして悪用しているケース。

大企業が多い。
学生は、大人って、汚いと思う。

スクールセクハラ。
NOといっていい。
そんなことで一生は決められない。

質疑応答。

セクハラをして良かれと、社内で打ち上げた男性。

良かれと思ってした行動が、逆に、被害者の女性から恨まれる。
被害者を守るために何をした方がいいのか。

告発は全員で走るのはよくない。
その人が「どうしてほしいのか?」、
加害者を首にしてほしいのか。加害者に謝罪してほしいのか、
それを確認していくことが大切。

ハラスメント

無知 知らない。

習慣 家の中で、「お前黙ってろ」「ハゲ」習慣化されている。

学習 会社に適用するために、いじり。
円滑なコミュニケーションとして、企業の文化を学習してしまう。

正常性バイヤス。

半径2メートルから世界を変える。

いいとか悪いとか判断しない。
自分も加害者になりえるということを気をつける。

呪縛

トークショーでさらっと人間の闇の部分も語れる小島慶子さん。

お母様との関係や摂食障害、家計を担う大黒柱だったり、ファッション誌のエッセーなどで浅く知っている部分もあったけれど、この本、「呪縛」を手にとってみる。

これだけ世の中の人に、自分をさらけ出せること。
ご家族もいるのに、すごいなと思う。

けれど、

ご本人にとことん向き合った過去が、「ハラスメント」という多くの人が見つめられない部分を捉えているのかも知れない。


■関連記事

自分自身、会社でマネジメントを担当していると、「セクハラ」、「パワハラ」が自分ごとである。

けれど、ハラスメントにならないように・・・ということ、それ自体を避けていた自分に気づけた貴重な時間となる。

EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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