こんにちは。EmiLia( エミリア)です。
仕事では、いろんなことが起きる。
自分が信じる道を進むことであっても、誤解を生んだりすることも珍しいことではない。
社内の大きなプロジェクトにアサインされ、他部門から異動してきた。
社内外にもPRされていて、社外からの関心が高いプロジェクトが、うまく推進できていないことが、異動の理由のひとつだと役員から聞かされていた。
その着任直後のこと。
まず、現場で状況を確認した方がいいかと、着任してすぐに該当の工場に出向く。
まずは、現場の声を聞きたいと思っていた。
その記憶は、もちろん、あった。
1年後のこと
1年以上が経過して、何度かの経営会議などの役員報告を経て、今期の上半期で、大きな会社の判断を提案するフェーズにきていた。
その社内の80名ほどの体制を決めるにあたり、その担当本部の役割をどこが担うかでのせめぎ合いが社内で繰り広げられる。
「うちじゃない、本社だろ」、所属から「体制ありきではなく、目的に沿ったかたちであれば、うちじゃないのではないか」というように、平行線が続いた。
私自身は、基本ニュートラルなので、双方の言い分は理解できる。
そのため、「どこが、正しい、正しくない」と言った感覚はなく、「どうしたものか?」と考える。
上司である部長に、「工場の言い分はこうです。ここは譲歩しませんか?」と伝える。
諸手ではないけれど、納得してもらう。
そして、次いで、本部長にも「専務の前で平行線は見せられないので、今回、お名前を貸して下さい」と伝えて、先方の満額回答ではないけれど、ほぼ沿った形で決着はできそうだ。
過去の振り返り
連日やりとりをして、部門の壁を感じていた中、
工場の部門に結果を伝えると「よく説得してくれた、大したものだ」と言われる。。。
ただ、私からすると、同じ社内で、発生費用も同じ会社の中での議論なので、「どちらでもいい」というのが本音で、「そこまでいうなら・・・」と同じ部署を説得しただけである。
「そういえばさー、始めたあったときにさ。怒られたよな」と。
「はて?」と思う。
その方は、60歳を超えられて役職はついていないが、ガバナンス等、監査を担当する部の部長を務めておられた方。
そのような方に、怒るはずがないじゃないと思う。
「いやー、言われたんだよ。『あなたがやってるからだめんですよ』って。
すごい子が来たなと思ったよ」
だそうだ。
自分は、そんなつもりはないけれど、その方がその印象を受けていたのなら、それはそれで事実なのだろう。
私としては、「工場発だと提案なども動きづらいから、本社を使ったらそうですか?」というようなことは言ったかも知れない。
その程度だとは思うけれど・・・。
本質は?
本質的でないこと、社内政治だったり、部門の壁だったり、そういうことは必要ないと常日頃感じていると、そういうことが言葉に出るのかも知れない。
もっとうまいやり方は、あるのだと思うけれど、一件一件、誠実に、実直に、自分の軸をぶらさずに対応すること。
それが、中長期的には、信頼につながるのだと思うから、その道をただ行くだけ。
小さなことかも知れないけれど、これからもそういう本質を大切にしたい。
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EmiLia