中川政七商店「茶論」 新しい茶道 中級コース 第5回 〜 「花」、季節感を空間に。

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

中川政七商店が手がける現代の茶道の教室。
中級コースの 第5回目は「花」

前回のお稽古は、こちらから。

SNS

「お稽古に行かないと」と思っていたら、
SNSでもちょうど流れてきた。

ちょうどタイミングよく予約ができたので、
仕事帰りに。

設え

10月の設えは、カジュアルな手紙だったのに対して、
墨跡(ぼくせき)は格式が高いそうだ。

◼️墨跡とは?

格が高く、重要な禅寺のお坊様が書かれたもの。

掛け軸は、江戸時代のもので、
大徳寺の大順宗慎(だいじゅんそうしん)のものだそうだ。

掛け軸には、
「何不出頭来」
(なんぞしゅっとうしきたらざん)

と、書かれている。

最後の「来」は語感の強調で、意味はなく、

なぜ迷いの世界から抜け出さないのか?

という意味なのだそうだ。

茶道にとって、11月は重要な月。
炉開きが行われる切り替えの時。

茶会であれば、普段は洋服だけど、
「今月は着物に・・・」というような月だそうです。

そして、茶花。

藪椿(やぶつばき)

椿は、世界に6000種類あって、
国内でも2000種あるそうだ。

店内にディスプレイされているのも、つばき。

両サイドが、白玉椿。
真ん中は、曙椿と、
3種類の椿がいけられている。

葉っぱは、まんさく。
紅葉した葉っぱは、「照り葉」

花入は、信楽焼。

元々は、うずくまるという穀物の油、種用の器を花入れにしていると。

中級コース 第5回

「花」のテキスト

「花」

窓側にディスプレイされていた花。

・たてはな・・・フォーマル
・なげいれ・・・カジュアル

茶花は、フォーマルとは真逆な意味合いもあり、
「花は野にあるように」という利休七則にあるように自然をじゅんかして、さらに美しさ、崇高さを感じさせる美意識。

花は、
「花」・「花入」・「薄板」
の構成要素からなる。

花は、茶会や他の設えとのバランスを考え、
空間に季節感を与えるものということだそうだ。

茶菓子

このお稽古の茶菓子は、常用饅頭。

鹿に、黄色い点は、
紅葉を表す。

中は、栗がそのまま入った栗餡。

点前

続いて、点前のお稽古。

この日は、人数が多めのお稽古で、
賑やかな空間。

最後は、参加者のお一人が質問した茶巾の折り方。

そして、中級の第5回のレッスンが終了。

中級コースも、残すところ6回目のみ。
その記事は、またの機会に・・・。

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EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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