【書評】前田裕二氏著「人生の勝算」〜 意外に泥くさい、努力家の一面も?

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

2019年もっとも売れたビジネス書「メモの魔力」の著者 前田裕二氏の著書「人生の勝算」

「メモの魔力」の出版記念講演の記事は、こちらから。

前田裕二
※ 写真は2019年1月の様子。

生い立ち

SHOW ROOM社長ということや、某有名女優と交際していたということで認知した前田裕二さん。

しかし、上記に紹介した「メモの魔力」の講演で、
睡眠時間を削って成功にむけての努力。

新幹線でも眠くならないように座らないなど、その異常なまでのストイックさだったり、その生い立ちなどをテレビ番組「金スマ」などで見たことがあり、「人生の勝算」についても、いつか読みたいと思っていた。

そんな中、冬休みに手にとったので、簡単に書評の記事を。

人生の勝算

6章にわたる構成で、目次は下記のとおり。

目次

第1章 人は絆にお金を払う

第2章 SHOW ROOMが作る 新しいエンターテイメントのかたち

第3章 外資系投資銀行でも、求められたのは「思いやり」

第4章 ニューヨーク奮闘記

第5章 SHOW ROOM起業

第6章 6SHOW ROOMの未来

幼少期の弾き語りで工夫をこらしながら収入を得ていたことや、
外資大手の投資銀行での経験などから、
SHOW ROOMの起業から17年当時の出来事まで。

書評

印象に残ったのは、生い立ちや「運命」をバネにしているということ。

大手町サドル事件

新人時代、出社時間が4時半から5時、
睡眠時間2-3時間で、睡眠を削って仕事に集中していた時代。

駐輪場でサドルが盗まれ、
サドルを取り替えても、
再度、盗まれたという。

しかし、逆手にとって、
サドルがないまま、立ち漕ぎで通勤したという。

すると通勤時間が5分短縮されたという。
年間換算1800分、30時間をプレゼントしたとポジティブに捉えたという。

宇田川さん

古巣のUBS証券で、20代、最年少でマネージング・ダイレクターに抜擢された宇田川さん。

彼に前田さんがアドバイスを求めると、
このように言われたという。

とにかく人に好かれること。
秘書でも、掃除のおばちゃんでも、受付でも、好かれなくちゃダメだ

前田裕二さん曰く、確かに宇田川さんは
「人に好かれる天才」だけれど、
人を好きになる天才」だそうだ。

彼が、いろんな高みに到達して気づいたのは、このようなことだそうだ。

ひとりでたどり着ける高みは、こんなものか・・・

前田さんが、驚いたように、
外資系の金融マンというと、数字のドライな世界だと思っていたけれど、TOP OF TOPに、このようなウェットな世界があると、意外なポイントだった。

自然体

生でお話を聞く、ホリエモンや幻冬社の箕輪厚介さん、前田裕二さんもそうだけれど、「好きで努力」しているという点。

それは、ブラックかも知れないけれど、そこを目指したいのだから、彼らからすると他人(ひと)になんと言われようと、それ以外の選択肢がないのだろうと。

みなさんは、どうですか?
どこかに目指している部分において、
言い訳や逃げ道を作っていないですか?

自分を振り返る

前田さんの子どもの頃からの弾き語りのエピソードや、
会社員、SHOW ROOMの取り組みなどから、何か「あたなの夢への道」のヒントがあるかも知れません。

読みやすい本ですし、ご参考になれば。

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EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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