藤野英人氏のWithコロナとAfterコロナについて 〜 Zoomのオンライントークショー

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

新型コロナ影響で、もちろん影響を受けている金融市場、その渦中にいらっしゃるレオス・キャピタルワークスCIO(最高運用責任者)の藤野英人さんのZoomのトークショーの記事を。

起業家

藤野さんが語る起業家について、語られたポイント。

起業家のポイント

・寝る間も惜しんで、考える。
圧倒的な当事者意識
・いい意味のプライドと、いい意味でプライドがいない。
・しぶとさ
・スピード
・人と組む

ゴキブリ?

一般論として、「ゴキブリ」だと言われると、
普通は不愉快になるか怒るかと・・・。

しかし、起業家は「ゴキブリ」と言われたら、
それは褒め言葉だそうだ。

ゴキブリは、

・スピード速い。
・連隊する。
・しぶとい。

藤野さんからの言葉。

「まずは生き残れ、儲けるのはそれから。」

しぶとく行き抜く。
ゴキブリになる。

「足を舐めろ」と言われても、
(言われたように)舐められる。

そんなことで、
お金を貸してくれるなら。

孫さんや柳井さんも「ゴキブリと言われて怒らないと思うよ」ということだそうだ。

コロナ前後

コロナ後、
全てが変わる。

今、「何が大事なのか?」を突きつけられている。

・何を残したいのか?
・何を起業、仕事したいのか。
・何を達成したいのか?

それらを問われる。

Stay Homeした時、

ひとりだと寂しいのか、
パートナーとの関係を見つめ直す、
子どもとの関係を棚卸し。

なんとなく、今まで家族と会えていなかったのが当たり前だったのに、
日々一緒にいることで露呈していくものがある。

これからのビジネスは、

起業家、住宅、エンターテイメント、
それらがテーマになる。

“Stay Home”の環境で何が必要か?、
これまでのように、オフィスが(本当に)必要なのか?

通信も5Gになると、
在宅でのリモートがストレスなくもっと進む。

このことによって、

家族と幸せに過ごせるきっかけに。

教育も、子育ても実家のサポートを得ながらだったり、という幅が広がれば、

月に数日会社に出社するだけでいい世界が・・・。

劇的に変わる。

ビジネスの変化

飲食、住宅、Mobilityなど、
商売のタネがたくさんある。

コロナは、世界規模に強制された実験環境。

昔から藤野さんは2040年には時価総額の上位は、これからの会社が取って代わると予想。

しかし、それも今回のコロナ禍で前倒しになることも十分にありうる。

Be a cockroach

軽い組織の方が、
アフターコロナは対応しやすい。

再び「Be a cockroach」

ゴキブリは、
イスの隙間、
冷蔵庫の下で生き延びる。

コロナで、劇的に変わる。
変わらない人がいたとしたら、そのひとたちは、どんな状況でも変わらない。

そして、この状況を体験している子供達は凄まじい。

この体験を、日本だけでなく、世界で共有しているのが今。

根性

藤野さんは、根性、気合いは嫌いだという。
それらは、いざという時に使うもの。

なので、気合いを前提にするのはおかしい。
(有事の)今こそ、気合い、根性の使いどき。踏ん張りどき。

トラリーマン

サラリーマンにも虎がいる
トラリーマンというそうだ。

会社の看板を使いながら、
大義やお客様にフォーカスをすることを軸に、
社内派閥に関係なく、

今、活躍できる。

忖度だけでないことをわかっている役員は一定数はいる。

役員が10,20人いたとすると、
その内、数名は分かる人がいる。

その人がサポーターだったり、
スポンサーになってくれる。

サラリーマン

会社は、なかなか首にはできない。
なので、守られている。

同じ論点は、この記事にも・・・。

起業家、成し遂げる人は、
夜も寝ずに、夢見ながらも考える人。

成功の確率は、「努力」と「思考」の投入量。

投資

藤野さんが投資する基準について。

それは、

・投資したいか
・投資できるか

その2点のみだそう。

儲かりそう、
好きだし、
楽しそう

それがベースに、
応援したいとなるという。

「投資できるか」という点については、
投資先の経営者が病気になって、
一時期経営のバトンタッチしても、
その事業を回せるか、
そして、その中で付加価値が出せるか、

というようなことだそうだ。

Afterコロナ

Withコロナと、Afterコロナが明確になるのではなく、
グラデーションになるはずだと。

最終的にアフターになる形。

徐々にシフト。
藤野さんの予想は来年の夏頃に、やっとウィズ50%、アフター50%になるイメージだそう。

なので、投資先にも「18ヶ月頑張れ」と今年の2月から伝えているそうだ。

いわゆるマーケットは、4−6月ボトムで、12月ごろから急に改善するという予想だけれど。

若い人に会う

お節介なおじさんは、どこにもいる。
奢ってくれるような。

藤野さんは今53歳。

今は、8割は、年下と会うそうだ。

年上の人はリタイアしたりする比率が高まるばかりだが、
若い人はポジションを上げてくる。

年上が我々を可愛がってくれたように、
若者を引き上げる必要がある。

そして、その彼らの成功を享受できる。

彼らの持ってる情報を接することができる。

40代であれば、半々くらい。
50代は圧倒的に年下との接点を大切にする。

30代であれば、20代との差もそこまででなく、上が多い。

本は重要

STAYHOMEのときだからこそ、
普段読めない本を読む

50代以降、会食ばかりして早逝したりする人がする。
60、70代で生き生き頑張ってる人は本の時間を大切にされているそうだ。

会食の回数を減らして、
本を読む時間をあえて作る。

時間の使い方

朝から淡々と。
テンションも同じ。

同じことをする。
FBの投稿、「ハロハロヤッホー」の意味をたずねられそうだ。

深い意味はなく、おはようございますのカジュアルなあいさつ代わりだそうだ。

毎日同じことを繰り返すのは、
ブランディングとして大事。

日本の強み。

今回わかったこと。
明らかにアジアは、感染症に強い。
死亡者数が少ないことで明らか。

日本は世界から叩かれる、イケてない、と。
でも、頑張れている。

これからは靴を脱いだり、手洗いの習慣だったり、ウォシュレットだったり、
公衆衛生に高い関心があり、スタンダードの高さが強みになる。

「清潔さ」を成功に繋げる。
靴を脱ぐ、日本家屋、文化、風土、今後見直されるときがくる。

まとめ

世界の金融市場の最前線にいて、
山一もリーマンもご経験されているからこその冷静に事実を捉えられるお言葉。

みなさんも、日々繰り返される同じ情報だったり、政府や自治体の批判の情報に時間を取られるのでなく、自分を見つめ直したり、本を読んだりという時間に、今の「STAYHOME」を充ててはどうでしょうか?

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EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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