「仕事2.0」佐藤留美氏 書評 〜 人生100年時代を航海図を描く

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

昨年出版記念の講演をきいた佐藤留美氏の著書「仕事2.0」、
遅ればせながら本を手に取り、書評を。

仕事2.0

「仕事2.0」は5章で構成されている。

第1章 現状維持では老後崩壊、今そこにある危機

第2章 日本型雇用の“終わり”が始まる

第3章 本当は怖い「働き方改革」の話

第4章 100年人生を生き抜く働き方

第5章 人生100年時代の「大人の学び」

人生100年時代

耳慣れたというか、もう使い古された「人生100年時代」という単語。

みなさん個々人も、ご自身の老後が「年金で悠々自適」だと信じている人はいないのではないでしょうか?

この本は、単純に不安を煽るというわけではなく、第1章、第2章、第3章で現実をデータで直視することに割かれ、

年金で保障されない中、また寿命が伸びるなかで、自身の人生設計をしていくかをその後の章で問いかける本。

データに基づきながら、要所要所は著名な学者さんのコメントを用いたり、
実際の大手飲料メーカーの方やNTT西日本の方などの社員の実例を紹介されたり、
さすがNewspicksの服編集者の方だと、一般のサラリーマンでもわかりやすく、読み進めやすい本。

ワークショップ温泉

自分でも耳が痛い言葉だったのは、ワークショップ温泉

現状に満足せずに、何かしらの学びを得ようと、
意識高い系の方がワークショップには参加するが、そのなかのコミュニティーの心地よさに浸るだけのことをそう呼ぶそうだ。

自分も、なにかを変えようと「インプット」をひたすら繰り返していた時期があり、
本当に身につまされる。

一歩を踏みだす

そして、そのあとの最後のあとがきのタイトルは、「一歩の踏み出しが人生を変える」。

100年時代を悲観することなく、事実として受け止め、どうアクションをするか。

環境を認識し、自分のキャリアの棚卸しをして、
自分の人生の航海図をまずは描き、
恐れずに、一歩を踏み出すことだとのメッセージを受け取る。

「今のままではダメだ」と思っている多くの方などのその背中を押してくれるような本でした。

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さまざまな「2.0」がありますが、みなさんも「仕事2.0」からなにかの気づきがあるのではないでしょうか?

EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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