ホリエモン万博 怒涛のトークショー② 〜 池上彰さんとホリエモン、「権力」について普段聞けない会話。

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

ホリエモン万博、怒涛のトークショーの1人目はカカクコムの創業者槙野光昭さん。

そして、2人目は池上彰さん。

講演

テレビなどでおなじみの元NHK社会部の記者の池上さんの講演。

池上さんのトークショーのみ撮影がNGだった。

カルロスゴーン 事件

講演の数日前に、カルロスゴーン の接見が認められたことによる会話。

日経が報道し、英語版が世界で即報道されたと。

検察は保釈を認めたくない。

容疑を否認する容疑者は、証拠隠蔽の恐れがあるということらしい。
逆に、容疑を認めれば、保釈されるという不思議な考え方。

接見が認められたことをホリエモンは驚いていたが、
これは外圧の影響で、検察のギリギリの対応らしい。

推定無罪だが、有罪を前提にしたものに間違いない。

劣悪な環境

池上さんが踊りたエピソード。

以前、旧東ドイツの取調室へ取材に出かけた時、
日本人の記者が「ひどい環境ですね」と驚いたそうだ。

しかし、池上さんは「東京拘置所よりいい」と思ったのだそうだ。

それだけ、一般の日本人が知らないだけで、劣悪な環境なのだと。

取り調べ

取り調べには、凶悪班とその他の犯罪で違うそうだ。

リクルートの江副さんなどの高学歴のエリート層には、
目の前に壁がある「壁立ち」をさせ、プライドをずたずたにするそうだ。

拘置所のつらさ

ホリエモンが拘置所にいたのは94日。

ある意味、拘置所の方がつらいのだそうだ。
それは、刑務所は期間が決まっていて、出所のカウントダウンができる一方、
拘置所は終わりがみえない。

懲役期間の多くは、拘置所の滞在日数を減らせるのだそうだ。

たとえば、起訴後勾留 2.6年だと、懲役は実質2.4年だと。

司法取引

このような規模の大きな司法取引は、制度が始まってはじめて。

衆議院の法務改革の際、
密室の取り調べのビデオ可視化に検察が猛烈に反対。

そのために、司法取引を取り入れた裏があるのだそうだ。

ホリエモンいわく、ただこの司法取引は一方向の取引で、フェアではないと訴える。

今回は、日産の事件、日産の派閥抗争を検察も利用。

ゴーンからすると、やられるだけの不利な状況。

USは両方で司法取引できる制度だそうだ。

政治家は、検察をつつかない。

それは、大なり小なり悪いことをしていて、検察に弱みがあるのが理由なのだとか。

起訴するかどうかを決めるのは検察官。

週刊誌と検察

週刊誌の記者と検察はつながっている。

それは、この箕輪厚介さんとの会話でも。

記者の顔つき

新聞社 社会部と政治部は仲悪い。

どの部に行くかで、顔が変わるのだと。

捜査一課を担当すると目つきが皆、悪くなる。

フライデーを担当すると探偵のようなに目。
まるで、ハイエナのように。

文芸春秋社は、Numberやクレアなどは温厚。
しかし、週刊文春に一度は配属される。家族的な会社。

新聞記者も、警察・裁判所担当をまずは担当。
そこで、取材力の基礎を磨く。

それは、浜田敬子さん・稲垣えみこさんの講演にも共通していることだった。

池上彰さんは、文春に連載、そして本を出しているので、大丈夫なのだとか?

本質

日頃の溢れる情報。

誰かの主観が入るそのままを受け取るのではなく、
自分でその意味を考えること、

偏った情報を受け取ろうと思うと安易にそのようにできる今だからこそ、気をつけたいと思えた。

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この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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