エチオピア旅行記 〜 「こんなことってある?」と言いたくなる瞬間

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

エチオピアの旅行記。

「楽しみにしています!」と反応をいただくと、うれしく、ありがたくて、
仕事を終えて、毎日記事を更新する私。

前回までの記事。
いろいろあったけれど、エチオピア人を振り切って、なんとか無事に部屋へ戻れた。

バタッ。

部屋に戻り、ベットに、そのまま倒れこむ。

バタッ。

エチオピアに到着したの昨日だよね、、、
と思うほど、エチオピアの洗礼を受けている疲れが、どどーーーーっと。

私の部屋は、外から見える。
まだ、きっと外に彼がいるだろうから、窓から動きが見えるので、
ベットの上で、しばらくは、じっとすることにする。

明日の朝、バスが5時だから、4時過ぎには起きないといけないし、本当は早くの寝たいけど。。。

トントン

時計を見ると22時を過ぎている、

「トントン」とドアがノックされる。

「もういい加減にしてほしい。。。」

と思うけれど、ドアの外から「エージェントがきてるぞ」と。

ベットから身を起こし、重い体を起こしてホテルの入り口まで出る。

三人衆

確かに、夕方に「明日の朝、よろしくね」と言っていたエージェントの3人がいた。

「大変なことになった」

と口火を切られる。

「大変なこと?」

まずは、尋ねかえす。

「明日のチャーター便、出ないから」

・・・

「はっ?」

と、何を言っているのか分からず、聞くと。

「明日のドライバーが、ゴンダール行きでなくて、アディスアベバ行きに変えた。

だから、明日、君は、ゴンダールに行けない」

・・・、・・・

「いや、嘘でしょ?」と思うけれど、

まずは、現状をしっかりと確認することに。

ドライバーの鞍替え

彼ら曰く、ドライバーがお金を積まれてアディスアベバ行きにしたのだと。

「こればっかりはどうしようもない」

「どうしようもない、じゃないでしょっ!」と思うけれど、22時を過ぎて、実際のところ、対応できることは限られている。

再び、登場

困っているところに、
「大丈夫か?俺がついているから大丈夫だ!」

といきなりヒーローのように、ホテルの横から現れた、先ほど振り切った彼。

経験上、疑う癖もあるけれど、

「何、このタイミングの良さ?
そして、満面の笑み??」

彼が仕組んだのではないかと、脳裏をよぎる。。。

しかし、彼を問い詰めたところで、何も解決しないので、
取りうるオプションを冷静に確認する。

オプション

何れにしても、明日のチャータの車は出ないことは確実(彼ら曰く)なので、
どうすればいいかを確認する。

まず、前提として、「この時間だからねー」と手がないことを強調された上で、

OPTION1
他のツアーのゴンダール行きに便乗する。
しかし、ツアーに潜り込むとそのツアー客からクレームが入る可能性があるので、
ドライバーにはリスクがあり、1500ETB(約6000円)払う必要がある。
※ 元々頼んでいたチャーターは、500ETB(約2000円)

かつ、1500ETBでも受け入れられない可能性があると強調される。

OPTION2
ローカルバスを乗り継ぐ。
ただ、ローカルバスは、人が溢れていて、スリや盗難などもあるし、まず、どのバスに乗ればいいかわからないだろう。
そして、外国人だと金額が3倍ほど払わないと行けない。
エチオピア人価格だと150ETB(約600円)ほどで、いける。

ひとりだと行けないから、(求婚してきた)彼がガイド役になって、ゴンダールまでついて行ってくれると。

ちなみに、作戦会議中の様子は、こんな感じ。

エージェントや、彼や、いきなり参戦してきた隣のおじさんとで、
どうするかを話し合う。

エージェントの人は、電話で色々問い合わせてくれたけれど、もうこれ以上の策はないらしい。

お昼の写真だけれど、ホテルはこんな感じ。

当時の私の視線の前の風景は、この感じ。

エージェントの人も、単発でのビジネスなのに、これ以上夜を付き合ってもらうのも悪い気がしてくる。

悩みどころ

OPTION1はボラれているし、かつ、受けてもらえない可能性もある。

OPTION2は、彼とずっと一緒に行かないといけない。。。
(ビジネスで割り切れなさそうのは、ほぼ確実)

「どうしたい?」と急かされるけれど、
流石に、夕方もしっかり(!)確認をして、翌日、早朝の足がキャンセルになった経験はなく、判断を迷う。

「うーん」と、即答できずにいる。

周囲から、
「彼はいいやつだし、OPTION2にしろ。
ふたりで行っても500ETB(元々のバス代)もしない。」

と、繰り返し、説得される。

妥結案

ローカルバスの乗り方、場所もわからないし、
どこで乗り継げば、ガンダールに行けるかわからない。

だから、60Km先の中継地点で、乗るバスを指定してもらったら、
なんとかなるだろうと考える。

「じゃあ、乗り換え地点まで、彼に連れて行ってもらう」

と、すっきりはしていないけれど、答える。

周囲から、「それがいい、それが絶対賢明だ」と繰り返される。

集合

小一時間、色々問い合わせたり、確認したりで、結論は出た。

「じゃあ、明日の朝5時に、ホテルの前でね」

と彼と約束をして、おやすみを告げ、
“再び”部屋に戻る。

なんなのエチオピア?

部屋に戻っても、前日同様に、出ない水。

前日で慣れているけれど、疲れの上乗せをしてくれる。。。

明日は4時起きだし、あまり考えずに、、、
とりあえず、寝ようと目を閉じる。

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翌日も、長ーい一日になるとは、その時は知る由もなく。。。

EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

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