エチオピア旅行記 〜 再びの修羅場、8時間のバスの旅。

こんにちは。EmiLia( エミリア)です。

エチオピアのバスの旅。朝5時にゴンダールに向けて出発し、5時間あまり経過。

朝ごはんを食べて、再び目的地へ。

料金回収

このバスがどこに向けてまでかはさっぱり分からないけれど、
ひとり150ETBを請求され、同行の彼の分も私負担なので、合わせて300ETB(約1200円)

まわりの乗客は途中で好きに乗り降りするので、その料金が妥当かどうか分からないけれど、
6時間以上乗るみたいなので、まぁローカルの価格なのだろう。(外国人プライスでないということ)

故障車

目の前に、同じような乗客を乗せたバンが立ち往生している。

そこに乗っていた乗客が、その後を通った私が乗っているバンにギュウギュウに乗り込んでくる。

日本だと8人乗りのサイズ。
そのバンに20人詰め込まれる。

分岐地

私が乗っているバスは、バハルダールという街が最終地点。
同行の彼は、バハルダールの友だちのところに行くと言い始めていた。

その分岐地に到着。
ドライバーから「ここだ」と知らされる。

そして同行している彼が、乗り換えるバスを調べてくれる。
ゴンダールまではいかないけれど、付近まで行くというバスを調べてくれて、それに乗り込む。

すでに20名ほど乗っていて、ギュウギュウ。

彼が乗り込もうとするから、
「ひとりで大丈夫だし、元々60kmだって言っていたのに、
自分の判断で、ここまで付いてきたよね?」

と伝えると、ため息まじりに、態度を変えてきて、

今度はお金を要求される。(想定内だけど・・・)

昨夜聞いていたのはゴンダールまで150ETBと言われていたけれど、
彼だけだときっと安く帰れるのだろうと100ETBを渡す。

すると、激怒してきて、

「宿泊代はどうするんだ?これじゃご飯も食べれない、
お金がないから、家族に言ってお金を送金してもらわないといけない」

と、送金って・・・「今は2019年だよ?」とツッコミたくなると同時に、
また、エチオピア人との別れは、こんな感じかーとがっかりする。

細かいのがなかったけれど、乗り込むバスが50ETBということで、
100ETB払って、50ETBのお釣りをもらって、

「はい」

と彼に渡す。

「これで帰れるでしょ?」

彼はまったく納得せずに、それ以降もまくしていたけれど、
目を合わせる気になれず・・・。

車のスライドドアが閉まり、昨日夜からかなりの時間を過ごした彼ともここでお別れ。

不思議な感覚

でも、不思議な感覚に襲われる。

彼との最後はしっくりこなかったけれど、
もし、このトラブルがなかったら、

朝、他の外国人の旅行客と、Toyotaのハイラックスなどに乗り、
ただ6時間くらい車窓を眺めて、ゴンダールまで着いていただろう。

でも、彼が打診してくれたおかげで、このようにエチオピアのローカルの生活、時間を感じれたことに感謝している。

まだ、到着していないので、まずは無事に到着することが先決だけど、
とりあえず、彼は「不満」だっただろうけれど、乗り継ぎを教えてくれたし。

ありがとう。。。と心の中で伝える。

ひとり旅開始

次の車は、もう座席がなくて助手席の裏手の狭い空間に腰をかける。

窮屈にしている私の気を紛らせようと、
目の前の男性が、ランボーのパロディ版のような動画を見せてくれる。

彼は、「な、面白いだろう?」と満足気な表情。
いまいち、面白さが分からなかったけれど、その気持ちはうれしい。

ピュアなかわいらしいエチオピア人もいるんだなー。

一方で、乗車料でもめている姿。
エチオピアでは、至る所でお金でもめているので、普通の光景。

乗客が降り、気を遣ってくれて、5列目に案内される。

5列目は、小さな座席を退けて、リアから乗り込む。
(この隙間が取り外せる座席。私が乗り込んでから座席を入れてくれる)

しかし、砂埃を避けるためだけど、お昼になり気温も上がって、締め切りの車内。
かなり高温に。。。朝の寒さ対策を想定した服装の私は汗がにじむ。

そんな中、隣のおじさんが親切に話しかけてくれる。
「ゴンダールの近くに住んでるから泊りに来ないか?」と。

やんわりとお断りして、
1時間ほどして「ここだ」と教えてくれる。

乗り換え

バスを降りる。
15kmくらい先が、目的地のゴンダールのようだ。

このような大きなベットのマットを運ぶ人も。

一番前の車はいっぱいで乗りこめず、

後ろに控えていたバンに乗る。

同じようにギュウギュウに詰め込まれた車内。

今回は運転席の裏に席を取れた。

近場の移動だからか、どことなく車内の雰囲気も違う。

お支払い

車が動き出し、料金を徴収される。

10ETB(約30円)だと教えてもらう。

100ETBのお札しかなったので、
100ETBで支払うと。

全部10ETB札で返してくれる。

返ってきたお札。

「50ETB札があるのに、10ETBでわざわざ返す?」

と念のため、数えると。

やっぱりー、8枚しかなかった。。。

このような小細工まがい、、ベタすぎて微笑ましいww

「足りないよ?」と伝えると、

「バレたか?」というように、10ETBを返してくれる。

こういうのも、もうゲーム感覚だと思う!?

こんなやり取りをしていたら、ゴンダールに到着したという。

なんとか、無事につけた!
いろんな人に助けてもらって、無事に着けたことに感謝。

■関連記事

EmiLia

この記事を書いた人

EmiLia

一部上場企業に勤めるアラフォー女性管理職。

2度の駐在経験の後、商品企画を長く担当して、いまは、同じ社内でもカルチャーが全く違う管理部門で日々奮闘中。

「仕事」も「プライベート」も、どちらもあきらめない。

仕事でのアウトプットはしっかり出し、キャリアも積みながら、
プライベートにもフォーカスして、食や旅、学び、美・健康など、毎日ブログを更新。

詳しいプロフィールはこちらから。